除却開始
1月に除却の命令を受け取りました。区役所から配達証明で届けられました。11月にも同じような書類を見たような気がします。よく見ると、1月の書類は命令そのもので、11月のものは、命令が出ることを事前に通知する書類でした。

命令には、異議がある場合の手続きが書いてありますが、異議はありません。どこからも異議はなかったようで、2月に入り除却が開始になりました。

最近は、あのマンションの前に行く機会が無かったのですが、ちょっと遠回りをして見にいったところ、作業用の囲いが低層部分を覆っていました。まだ当分は、あの姿のままなのだろうと思います。

この除却については、周辺に迷惑をかけていることを心苦しく思います。私は、除却の現場から離れたところに住んでいますが、近所の人には迷惑だと思います。

耐震偽装が発覚し、仮住まいに移って3年。無人のままのマンションがようやく除却されることになりました。大急ぎで仮住まいに移ったにもかかわらず、ここまでの時間がかかり、これだけの時間、建物がそのままであったことには、複雑な気持ちを感じます。

法が定める手続きに振り回されていると感じます。建築基準法は最低限を定めているというのが正当化のための常套句ですが、他の既存不適格の物件と比較したとき、その正当化にどれだけの意味があったのかを疑問に感じます。

手続きや法を大切にしようとしすぎたあまりに、現実から乖離してしまっているのではないかと思います。こんな厳格さでは、法がめざす安全や安心には近づかないのではないかと思います。個人の資産を公的に破壊しているわりには効果は薄いと思います。耐震偽装への執拗なまでの厳格さに比べると、他の既存不適格や不良建築については、まるで目を背けているのではないかとさえ思います。
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by gskay | 2009-02-22 23:19 | 建て直し