公務員への要求水準のアップ
ようやく、国家公務員でも大学院修了者を採用する方向のようです。これまでも、大卒枠で、修士や博士が採用されていましたが、大抵は学部卒だったと思います。このため、採用後の大学院進学や、公費の留学が欠かせませんでした。それでも、日本の官僚は、世界的にみて低学歴集団。低学歴でも、優秀であれば良いのですが、残念ながら、陳腐化していていて、往年の輝きはありません。

<国家公務員>新採用試験案 人事院が公表(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


3月20日21時23分配信 毎日新聞

 人事院の有識者検討会は19日、国家公務員制度改革基本法に基づく新採用試験の報告書を公表した。採用試験を「総合職」「一般職」「専門職」に再編し、総合職の採用規模は現行の国家1種より増やし、最大1000人程度にすべきだとの内容。新試験は12年度から実施する方針。

 報告書によると、総合職試験は大学卒向けと大学院向けに分ける。大学院向け試験では政策課題討論を課し、政策立案力を見極める。一般職試験は高校卒と大学卒、中途採用の3種類で、現行の国家2、3種試験と同程度の採用規模とする。専門職試験は会計や法律などの専門家向けの試験区分の設定も検討する。

大学院修了者の採用と同時に、応募可能な年齢を大幅に上げるべきだと思います。45歳で採用しても、現行の定年である65歳まで20年もあります。充分な働きができると思います。

まず、有能な人材を採用すること。ついで、有能な人材を逃がさないことが大切です。

また、高級の幹部は政治任用を原則とするべきだと思います。これは、「内閣人事局」に期待できるのではないかと思います。政治任用を前提にすると、年次が上がるにしたがって退職するという慣行も無意味になり、天下り確保の意味も低下します。

気になるのは、「総合職」とやらを増やして、競争による振り分けを行うという方針。この記事では触れられていませんが、他紙の記事では取り上げられていました。

その振り分けを強調しすぎると、内部の競争だけが意識されるようになって、現在の仕組みと変わらなくなってしまうのではないかと思います。現在の情勢では、若くして幹部候補として採用して、外からの補充がないという仕組みには、もはや、あまりメリットが無いように思います。

幹部への登用の道を多様化し、門戸を広げることが大切だと思います。
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by gskay | 2009-03-23 11:07 | 政治と役所と業界