泊まってく?
最初で最後ということで、遊びに来てくれる友達がいます。気が紛れます。

でも、泊まってはいかないみたい。

お客様が泊まりたいと言っても平気なように、布団セットを用意しています。しかし、こういう事態になってしまったため、まだ、その布団が利用されたことはありませんでした。

先週末ついに、うちの部屋に泊まって行った人がいます。

感想は、まだ聞いていません。

あと何人が遊びに来てくれるやら。その中に、泊まって行く人はいるのかしら。

「円滑な退去」とやらは、いつになるのでしょう。今週末には、具体的なものになると聞いていました。しかし、ここへ来て、国が定めた退去の期限が「12月中旬」が「12月一杯」に変更になったという発言。12月中旬までに退去完了と言う当初の案は放棄され、12月一杯になってしまったようです。

うすうす、そう感じてはいました。

神奈川県下での退去が進む一方、都内が一向に進まないと報道されています。国が把握し、報道に伝えられる内容と、現場の実際の出来事にズレがあるように思います。あたかも、都や区、都内住民の「国のスキーム」への対応が悪いかのように報じられていると思います。(実際、遅いけど)

では、本当に、神奈川県下の退去は「国のスキーム」で進んでいるのでしょうか?これまでの退去は、事件発覚後の早い時期に出された自治体独自の指示による退去や、「自壊」のおそれによる退去、あるいは本当に自主的な退去です。神奈川県下も、「国のスキーム」への対応は、都内と同じように進んではいないのではないかと思われます。

うちにも、すでに自主的に退去を済ませた人がいます。済ませたなりに中途半端な状態に置かれているようです。公的な枠組みから外れての退去であり、公的な「円滑な退去」を待って残っている住民以上に先のみえない状況に置かれているようです。

宙ぶらりんの状態が続きます。具体的な話を、「12月中旬」が終わる前に聞きたいものです。

「最初で最後」の訪問をまだしていない友達は、あと、何人いるのかな。長引くようだと、昔の友達や遠くの友達まで、総動員しなくてはならなくなりそうです。

ところで、次々と問題の物件が増えているとの報道。「住宅品質確保促進法」以前の物件も含まれています。

この場合、売り主の10年の瑕疵担保責任にかからないのではないかと思われます。これらの住民は、売り主に瑕疵担保責任を請求するのではなく、不法行為に対する賠償を求めることになると思います。

瑕疵担保責任がからんでややこしくなっている私たちとは立場が違いますが、とてもややこしいと思います。

彼らは、すでに5年以上も住んでいます。その間、知らずに住んでいたわけで、そのことをどう評価したらいいのでしょうか?やはり、「精神的苦痛」は重要?しかし、少なくとも5年は、地震にあわず、快適な生活を享受できている点をどうとらえるのか。また、5年の経年による減価も考えなくてはなりません。

今までの時間を、どのように評価したらよいのでしょうか?

引っ越してきてからの時間が短い私たちとは異なる悩みをかかえることになったのですね。

<後から追加>2006.01.04
当時は、長期戦になり、危険への緊張感は日常に埋没しつつありました。そもそも、どういう問題だったのか、どういう危険なのか、この時期、強く疑問に感じていました。

この事件の「危険」の正体は? その程度は?

それは、日常を否定するべきインパクトを持つ危険なのか?

わかってくると、そうではないということに気付きます。しかし、コメントをくれた多くの人は、そうは捉えていなかったようです。これは、マスコミのせいです。リスクをセンセーショナルにかき立てたせいだと思います。そして、ほとんどの人が、無批判にそれを受入れたせいです。

本当に、「危険」を重視するのであれば、既存不適格に真っ先に対処しなくてはいけません。それに比べて、本当に危険かどうかもわからないのに、何を自分は騒いでいるのだろう? そう、思っていました。

「危険」と「違法」が混同されている捉えられている実態に、あらためて眼を向けなくてはいけないと考えていました。
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by gskay | 2005-12-14 14:57 | 安全と安心