0.5以上
熊本の物件も、耐震強度は、0.5を超えているという結論になったようです。原因は、「能力不足」とのこと。私のところの「偽装」とは事情が少し違っています。

当初は、0.5以下と騒がれ、構造設計の担当者が抗議をしていたと報じられていた件のことだろうと思われます。0.5以下であれば、使用禁止命令、解体というプロセスを歩むことになり、大変なことになるところでした。

以下、引用です。

Yahoo!ニュース 耐震計算偽造:強度不足の2マンション、県が立ち入り調査へ /熊本(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000287-mailo-l43)


 木村建設(八代市、破産手続き中)施工の県内のマンション2棟で耐震強度不足が確認された問題で、同県は24日、両物件の構造計算を担当した設計事務所などを建築士法に基づき週明けにも立ち入り調査すると発表した。
 2棟は県が建築確認した大津町の鉄筋コンクリート4階建てマンション(21戸)と合志市の同5階建てマンション(19戸)で、耐震強度はそれぞれ0・54と0・79。震度5強程度の地震で倒壊する恐れはなく、建築主に改修で対応するよう是正指導する。
 合志市の物件の構造計算を担当したふなもと設計と、大津町の物件を担当した本田建築デザイン事務所(03年に廃業)の「能力不足」が原因で、偽装はないという。
 県は、両社がかかわった過去の物件も調査する必要があるとして、建築士らから聴取するほか、保存されている構造計算書を調査し安全性を確認する方針。【門田陽介】

3月25日朝刊
(毎日新聞) - 3月25日16時2分更新

注目したいのは、耐震強度の数値です。強度不足を指摘された時点では、「0.43」という数字も出ていました。再度計算することで、0.5以上と認められたとのことです。

再計算で、数値が0.5をまたぐことは、これまでも見て来ました。当初は、0.5以上とされていたのに、0.5を切ったのが横浜の物件です。一方、当初は0.5未満であったのに、再計算で0.5以上の数値をだしているのが、東向島と、今回のケースではないかと思います。

建物の取り扱いに大きな差が出てしまう境となる数値ですが、随分と微妙なものだと思います。

また、「能力不足」については、「能力不足」が放置されていたという事実をつきつけられることになったと思います。これは、大変におそろしいことです。
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by gskay | 2006-03-25 23:55 | 揺れる システム