解体作業
強度が弱いために、解体の作業には危険が伴うと言われています。この危険は、建物の強度によるものだと単純に信じて来ました。
ふと思ったのですが、既存不適格物件など、この建物より強度に問題があるとされる物件についてはどうなるのでしょうか?これまでも、これからも、多数の既存不適格を含めた強度不足の物件が解体されるでしょう。その度に、強調されなくてはいけない危険なのでしょうか? 強度による解体作業の危険を強調するだけでは、既存不適格も含め強度不足の物件を、危険を理由に解体できないという袋小路にはまってしまうのではないでしょうか? 実際のところ、解体は行われています。解体の技術は、そんな危険や技術的困難を克服して行われていると考えるべきではないかと思います。 耐震強度と解体の危険の関係は、耐震強度が保たれていれば、解体の対象にならないというだけのことではないでしょうか?問題がなければ解体にいたらないので危険な事態が発生しないということだと思われます。もし、耐震強度が保たれている物件であっても、解体しようとするなら、それなりの危険は伴うものと思われます。 耐震強度と解体作業の関係以前に、そもそも、解体自体が危険をともなう作業と言うことではないかと思います。そして、それぞれの建物で事情が異なるため、一筋縄では行かない作業なのだと思います。専門的で高度な技術を必要とする作業なのだと思います。そして安全への格別の配慮を必要とするのだと思います。 専門的で高度であることや、安全に対する充分な配慮が行われている点を強調する方が、これから危険な建物を一掃してしまおうという理想にはふさわしいと思います。 解体作業について真剣に考えたことはありませんでしたが、想像しただけで、すごい仕事であると感嘆させられます。
by gskay
| 2006-04-06 18:24
| 建て直し
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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