不正な経理
イーホームズまで、架空増資だそうで……。

問題の本質である「見逃し」については、他の民間検査機関も、自治体も同じ。ただ、問題を明るみにすることができたのは、この会社だけでした。

書類の不備など、杜撰なことだらけであったと報じられる一方、現場レベルでは、良い評判もあります。実際のところは、私には、良くわかりません。

「見逃し」という問題の本質や、書類の不備などの杜撰な業務をつっつくと、他の機関に対しても対応しなくては行けなくなるのが厄介。それに、当面は、検査業務をしかるべき形にするのが第一の課題で、処罰は二の次。処罰のための調査を下手に進めると「大変」だから避けたい。

かと言って、「いろいろな意味」でイーホームズをそのままにはしておけない……。

やるべきことをやっていなかったことは、許せません。しかし、他の機関にできなかったことを、やってのけたことは評価すべきだと思います。そこが問題なのかもしれませんが。

ところで、イーホームズと木村建設では、随分と違ったニュアンスが含まれていると思います。

罰金やら懲役といった罰は、私などにとっては、とても不名誉なことで恥ずべき事です。しかし、企業の経済行為にとっては、ただのコストなのかも知れません。税金などと同じような必要経費の一つと位置付け、軽い罰金や懲役で、重い税金を取り返すことができるとしたら、割り切って、潔く粉飾を認めることもできるかも知れません。そういう利益が出る「取引」として……。(まさか、ありもしない「粉飾」をつくることまではしないと思いますが……)

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なるほど、「大詰め」ですね。

イーホームズについても、木村建設についても、企業の経理の不正により、不正に事業が拡大し、それがこの事件につながったとこじつけることができないわけではありません。不正な経理をするような「悪者」がいけない。その上で、企業をきちんと監視する必要があるという結論をつけることもできます。

報道のレベルでは、そういう結論でいいのでしょう。建築についても、安全についても、取り組まなくてはいけない様々な問題は手つかずのままですが、これで幕をおろす方向なのかと想像します。報道する側も、受け手の側も、「悪者」を成敗し、これで充分だと思っているのかもしれません。官庁にとっても、多くの業者にとっても、都合の良い結論といえるかもしれません。
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by gskay | 2006-04-21 11:32 | 真相 構図 処分