苦し紛れだったのでは?
「逮捕」というニュースです。これまでの姿勢を崩さない報道もあれば、大きく転換した報道もあるという印象です。しかし、偽装をした本人については、まだ、「高い評価」が与えられているようです。

しかし、わかる人がみると、実力の程は知れるようです。

有)コラムデザインシステムのコラム:姉歯氏の録音テープ

私は、「べらぼうな鉄筋が必要」という偽装をした本人の弁は、意味がよくわからないと思ってニュースをみていました。しかし、そういうことだったのかと納得しました。

偽装の動機は、大きな組織的背景などなく、「せこい事件」ではないかと、私は、これまでも考えてきました。今でも、組織的背景につながるような情報はないように思います。組織的犯罪という説は空想の域を出ず、推理にもなっていない憶測のままです。

ふと、こんなことを考えました。

そういえば、学生時代、ペーパーテストで答えがわからない時、白紙で提出するより、何か書いてから提出していたっけ。何か書いておけば、何かが起こるかもしれないと期待しながら。まぐれの正解でもいいし、採点ミスでもいい。得点になれば「ラッキー!」。

偽装の真相は、バツがつくのを覚悟して書いた苦し紛れのデタラメな答案くらいの意識でしかなかったと、今は想像しています。

本当は、わかっておらず、強度を充たしているのは「まぐれ」。

私は、始めは、「経済設計」を真似た「経済設計」モドキのような高度なことを想像していました。また、設計に要する時間を短縮できて、仕事を多くこなせるというメリットもあるなどと複雑に想像したりもしました。

しかし、もっと、情けない真相なのかもしれないと思います。

そう思うと、ますます、「建築確認」という制度に怒りをぶつけたくなります。

偽装をした本人は、バツがつくと覚悟していた答案に、マルがついて返ってきて、それで喜んでしまっただけではないかと想像します。それで、マルになると学んでしまいました。偽装をした本人は、建築確認の権威を信じていて、確認されて合法になったと信じていたのかもしれません。

まるで受験生や学生のメンタリティーのような気がします。専門家にあるまじきことです。悪意というか何というか……。

やはり、建築確認がしっかりしていればよかったのにと改めてがっかりします。設計事務所や建築主を欺くつもりはなく、建築確認が下りたことを、単純に「ラッキー」だと思っていただけではないかと思います。

初期の他人事のような受け答えに違和感を感じていましたが、何となく了解できます。

ただ、上記のリンクでは、そこまで実力不足だとすると、強度を充たしていたとしても、問題が出るかも知れないとの指摘。グズグズせずに、こちらもチェックする訳にはいかないのでしょうか?

検査能力に問題がある以上、期待しても無理と思いつつ、期待します。
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by gskay | 2006-04-26 23:42 | 真相 構図 処分