問題の中心
事件の「本丸」や「核心」、「真相」を解明する努力が行われていますが、中心が一つと言うわけではないようです。

はじめに描かれた構図や指摘されたポイントは、分が悪くなりつつあるように思われます。もともとの方向へのこだわりが続いているところもあるようですが、別のアプローチに切り替えているところもあると思います。

問題は、単一ではなく、複合されたものです。多中心であるだけでなく、重層しています。何が、中心として重要かと言うようなことを論じても意味はないと思います。それぞれの問題のひとつひとつが重大です。それぞれの問題を、きちんと検討しなくてはならないと思います。今回は、「別件」とされることも、捜査や調査で明らかになった重大な問題として対処されるべきであろうと思います。この場合、正当性が問われるような別件捜査にはあたらないと位置付けることが可能だと思います。

一方、そうした多中心で重層した問題をメディアで扱うのは、とても難しいことではないかと思います。ピントがぼけてわかりにくくなり、受け手にとって、受入れが難しいのではないかと思います。また、見方が変化していることに、違和感を感じる受け手がいるかもしれません。説得力は、一貫していて単純化された報道にかなわないと思います。

相変わらずのスタンスをまもっているところは、そうした複雑さや違和感を避ける事を目指しているのかと想像します。複雑なものを正確に伝えても、受け手に受入れられるとは限らないからです。また、見方の変化は、受け手を不愉快にします。そのためか、当初の構図をめざす「別件」という扱いをくずさない報道も続いています。ただ、不当な別件捜査までも肯定しかねない勢いには不安を感じます。

こうした姿勢については、どちらが「正しいか」という問題とは別の次元の問題だと思います。受け手がいて成り立つメディアの宿命だと思います。

無難なアプローチとして、はじめの構図に迫ることへの期待を述べつつ、別の様々なポイントが語られるようになっているように思います。受け手に拒絶されないようように工夫をしているのかと思います。

どういうことになるのか、混沌としていると思います。できれば、広く論じて欲しいと思います。むりやり、一つの原因にこじつけて納得してしまうと、明るみに出た問題が放置されてしまいます。また、権威の陰に隠れようとしている動きや、他人事のように居座っている当事者への追及は、もっとしっかりと行って欲しいと思います。それこそが、陰謀だと思います。

まだ、これから、新たなトピックが掘り起こされてもいいように思います。拾い上げて欲しいという願望を持っています。ただ、「多中心で重層的」であるために、誤摩化されてしまうかもしれないと思い、期待はできなものと思っています。
[PR]
by gskay | 2006-04-29 23:47 | 真相 構図 処分