買い取り
瑕疵担保責任の果たすということで、買い取りの方針になったからと言っても、なかなか条件を整えるのが難しいのではないかと思います。業者にばかり都合がよい方向で進んで欲しくはありません。

うちの場合も、初期の段階では、買い取りや建て替えが議論されました。あの時はあの時で、いろいろ複雑でした。単に、販売価格で買い戻してもらえば解決とはいきません。様々な費用がかかっているからです。各戸ごとにも判断が異なるでしょう。

引用の記事だけではわかりませんが、住民にとって受入れやすい前向きな対応であるかどうかは様子を見ないと判断できません。物件名が出ていないようなので、詮索は避けるべきだと思いますが、業者サイドにとっても、住民サイドにとっても、貴重な前例になるのではないかと思います。

住友不動産が買い取り方針 札幌の強度不足マンション


 大手不動産会社の住友不動産は12日、耐震強度不足が新たに明らかになった札幌市内の分譲マンション2棟のうち1棟について、入居者から販売価格で買い取り建て替える方針を明らかにした。大規模な補強工事が必要なため。もう1棟は簡単な補強工事で耐震基準を満たすことができるとしている。物件名は公表していない。
 いずれも浅沼良一・2級建築士(47)が耐震データ改ざんを認めた市内の33棟に含まれ、新たに強度不足が判明した3棟のうちの2棟。札幌市が検証し、強度が基準の75%と86%しかないことを確認、同日の市議会に報告した。
(共同通信) - 5月12日19時33分更新

あいにく、うちの場合、売り主が経営的に追いつめられた状態になり、是も非もなくなりました。うちのケースは、今後の参考にはなりにくいと思います。

引用したケースこそ、注目しておくべきではないかと思います。住民の負担や損害が出ないように、うまく解決して欲しいと思います。

業者は、スムーズに決着しようと思うなら、住民にとって相当の好条件を提示しなくてはならないでしょう。住民を納得させるのはかなり難しいのではないかと思います。各戸毎の個々対応で、うまく行くかもしれないし、ダメかもしれません。条件次第です。

加えて、管理組合や住民組織の考え方や取り組みが重要で、明確な将来像を描けるかどうかがポイントだと思います。戻る気があるかどうかなども、考慮しなくてはいけません。

まだ、このケースが、「かくあるべき」という方向で解決するかどうかはわかりません。歓迎できる方向に進むかどうかは、今後の展開次第です。
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by gskay | 2006-05-13 16:18 | 揺れる システム