直床
首都圏のマンションでは直床より二重床が多いが、大阪や名古屋では二重床は少ないということです。

何となく、二重床にとどまらず、二重天井でないとダメだという先入観がありました。遮音性や配管の自由度が、直床、直天井では良くないといわれていたからです。リンクした記事では、直床と二重床を比較しています。

MSN-Mainichi INTERACTIVE 櫻井幸雄の住アドバイス「直床と二重床」

ライターの櫻井幸雄という方は、どちらかといえば、二重床推進派かと思っていました。しかし、この記事を見る限り、強力に推しているという印象ではありません。メリットを活かせていない物件が多いのかもしれません。

ところで、うちの物件は直床、直天井でした。

遮音については、5ヶ月弱の生活で問題は感じませんでした。これは、周りの部屋の人たちがおとなしい人たちだったからかもしれません。上の階では犬を飼っていて、人が出す音とは違うリズムがたまに聞こえるような気がしましたが、不快に思うことはありませんでした。多分、上の方が、「犬を飼っているので、よろしく」と、わざわざ挨拶をしてくれていたので、「そう言えば」というレベルで気付く事もあったという感じです。

二重床や二重天井が静かだとは必ずしも言えないという話も聞きました。しかるべき材料を用いないと、太鼓のように響かせる効果が出てしまうことがあるそうです。発生する音や振動の周波数の特性と、使用する材料の相性をよく検討しないと、期待を裏切られるようです。結局、二重床だろうが、直床だろうが、床材の性能が重要だそうです。加えて、リンクした記事では、間取りを問題にしているようです。

配管の自由度については、大胆な間取りの変更を考えると問題なのかも知れません。また、将来、メンテナンスや取り替えの時期を迎えると、二重床の方が有利なのかもしれないと考えました。ただ、技術的には、これまでの建物の話を聞く限り、直床で致命的な問題が発生するということはないだろうと見込みました。

このあたりについては、少しは考えました。

ところで、リンクした記事にもあるように、二重床にすると、戸数が減ってしまうそうです。うちの物件についていえば、少なくとも、3戸減ってしまいます。これは、全戸数の1割弱にあたり、価格に大きく影響するものと思われます。ヒューザーのコンセプトを考えると直床、直天井が当然だったように思います。

首都圏の二重床、二重天井の文化は、付加価値として評価されているように思います。二重床、二重天井で性能を追求するという発想は良いと思います。期待がかなえられているかどうかは別問題として。

その一方で、直床、直天井でも性能を追求していく余地があり、性能の限界には達していないようです。

そうすると、一長一短というところなのかもしれません。
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by gskay | 2006-06-01 20:14 | マンション暮らし