住民の集会 第二回 「買い取り? 建て替え?」
共同住宅の管理組合総会の開催は、14日前に開催が告示されているか、全員出席し同意する事が必要だそうです。まだ、入居していない人もいるので、臨時の総会と位置付けることができませんでした。
正式な管理組合の役員を選出することはできませんが、14日後の総会で正式な手続きを踏むと言う前提で、暫定の役員を選出しました。今回、過半数以上の出席者があり、全会一致で選出された役員であるので、14日後には正式な役員になると思われます。 今回出席していた住民は、基本的には、全員、「建て替え」派でした。「契約解除・売り主買い取り」派はゼロでした。「建て替え」派しか、出て来ていないということかもしれませんが。非「建て替え」は少数なので、「買い取り」派が出た場合、管理組合が買い取る事も可能ではないかという印象を受けました。 「買い取り」の請求は、本来、売り主であるヒューザーに対して行われるべきものです。しかし、報道にあるように、ヒューザーは、7棟ものマンションから請求を受けた途端、破綻すると思います。請求しても、買い取りは実現しないでしょう。 我々にとって、ヒューザーの破綻は、避けなくてはなりません。なぜなら、瑕疵担保責任を果たすことができるのは、売り主だけだからです。この点については、このマンションでは、ほぼ、全員が理解していて、わざわざ損になるようなことはしないと思います。 ところで、このマンションで「買い取り」希望者が出てしまったときは、どうすればいいのでしょうか? 破綻がみえているヒューザーに渡ってしまうと、大変なことになります。ヒューザーの資産の一部として処理されてしまうからです。決して、ヒューザーに渡らないようにしなくてはなりません。 住民の多数派としては、少数の「買い取り」派を思いとどまらせなくてはいけません。しかし、どうしてもと言う場合、占有部分だけをヒューザーに請求しててもらい、共用部分や、土地については、管理組合が買い上げておく必要があると思います。 現状では幸い、ヒューザーは、土地についての買い取りを否定しています。瑕疵があるのは建物だけだと主張しているからです。もちろん、無理のある主張です。しかし、他の住民のことを配慮して、その線で突き進んで欲しいと思います。 土地や、共用部分は、管理組合が買い取るべきです。
by gskay
| 2005-11-24 16:54
| 損害と回復
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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