無神経な報道陣
エレベーター事故関連の取材過程の話が記事になっていました。少し前の記事です。事故の原因について、保守に重大な責任があるということが明らかにされる前のものです。製造元が全面的な責任があるかのごとく捉えられていた時期です。引用した記事を読んで、「彼ら」の無神経さを思い出しました。

JINビジネスニュース シンドラー幹部 国交省で110番騒ぎ


2006/6/12
国土交通省に事情聴取されたシンドラーエレベータの幹部が2006年6月9日、「身の危険を感じた」と110番、警察官がかけつけるという騒ぎを起こしていた。取材陣が詰め寄ったというわけでもないのに、幹部は3時間も省内に閉じこもり、失笑を買った。

このトラブルは6月9日、国土交通省がシンドラー社に対して事情聴取を行った時に起きた。3人の幹部が国土交通省の担当者に東京都港区の死亡事故や、日本各地の同社製エレベーターの不具合について説明し終えた午後2時20分ごろ、廊下に姿を見せた3人に、集まった約30人の報道陣が「どのような説明をしたんですか」などと質問した。3人は無言で、逃げるようにその場を立ち去った。

(略)

この様子を目撃した共同通信記者は、JINビジネスニュースの取材に答え、現場の様子を話し、そしてこう言った。

「私たちが幹部に詰め寄ったわけではない。でも、なぜか非常に警戒していた。建築指導課職員を通じ、カメラも回さないし、質問もしないと伝えたら、帰っていった」
(略)

この記事を見て、取材する側の一方的な主張にすぎないと思いました。

廊下に30人の取材陣がいて、ドキドキしないで居られますか?しかも、小走りに、口々に何かを叫びながら、マイクやレコーダーを突きつけて来ます。

「詰め寄ったわけではない」 ???

マンションの前に、取材クルーが一組いるだけで嫌になっていたころを思い出しました。

取材を受けてくれる人がみつかるまで、全部の家を「ピンポーン」とやっていましたっけ。ヒューザーの手配で、ガードマンがつくまで続きました。

住民集会があろうものなら、「約30人」の報道陣。あの手この手で、参加者に声をかけ、無理矢理押し入ろうという人も少なくありませんでした。マスコミが騒いで、会場の管理者や近隣から苦情が出ました。道路の通行の邪魔になっていたそうです。

報道陣は、集会が終わった段階で役員が会見すると言っているのに、嫌がる住民を取り囲んでいました。だれかが囮になって、道を作ったりしました。

へー、詰め寄ったわけじゃないんだ。

取り囲んだだけ……?(ひとりひとりの記者は、近寄っただけ。そして、質問のために声をかけただけ。)
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by gskay | 2006-06-16 14:01 | メディアの狂騒