ヒューザーの販売方法
『株式会社ヒューザーの販売方法』というリーフレットが手許にあります。マンションの販売価格についての解説が載っていました。マンションの販売価格は、土地購入費、建築費、人件費、販売促進費(広告宣伝費・モデルルーム)、利益からなるそうです。
ヒューザーは、そのうちモデルルームと広告宣伝費という販売促進費を省いているという点を強調しています。 そのリーフレットによると、マンション価格のうちわけは、「通常の新築マンション販売会社」の場合、土地購入費約33%、建築費約33%、分譲会社の利益・経費が33%とのことです。このうち、分譲会社の経費としては、広告宣伝費が3%から5%で、それにモデルルームの建設費や維持という販売促進費が加わっているそうです。最終的に分譲会社の利益は5%から10%とのことです。 ヒューザーでは、土地購入費は約32%、建築費約42%、分譲会社利益・経費約25%だそうです。販売促進費の削減が、購入者の利益になるとともに、分譲会社にとっても経費削減になり、利益をあげることができているとしています。 もし、本当にそうなら、デベロッパーの合理化だけでも、価格に対する効果があることになります。 ただ、そのせいで、補償にまわる資金が出なかったと考えることもできます。これについては、「通常の新築マンション販売会社」でも、販売価格に補償のための費用を乗せているかどうかは微妙ではないかと思います。性能評価による保険はかけているかも知れませんが……。 土地は、駅から遠い土地や大規模物件が不可能な土地を購入しているそうです。そこに普通のマンションを建てても売れないが、広いマンションだったら買う人を掘り出せるという発想だったようです。 現地のモデルルームは用意せず、本社に典型的な間取りでモデルルームを設置している他は、棟内モデルルームのみ。そもそもヒューザーの間取りは単純なものが多く、いろいろなタイプはありません。広さを本社で体感できれば充分。後は、現地の環境をみて、納得できるならどうぞという商売だという印象を受けました。 なお、物件のパンフレットには、周辺の案内等は、全くないそっけないものでした。集めたパンフレットの中で、一番面白みのないパンフレットでした。
by gskay
| 2006-07-05 21:51
| マンション暮らし
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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