購入者のことを考えない開発
購入者への補償に失敗した以上、問題外かもしれませんが、ヒューザーは、購入者のことを考えていた方ではないかと思います。

少なくとも、業者として、「自分だったら、買わない」というようなマンションは作っていなかったと思います。

事件発覚当初、一番最初に驚いたのは、ヒューザーの社員自身がマンションを購入し、住んでいたということです。彼らにとって、それだけの魅力は備わっていたし、自信を持っていたのではないかと思います。

「他人が住む部屋だからどうでいい」という会社ではなかったと思います。

うちの物件については、ヒューザー社員は3軒。そのうち、1軒は役員さんでした。そのことは、その役員さん自身、メディアのカメラの前で語っていたそうですが、完全に封殺されました。ある司会者には、放送で、随分ひどい取り上げ方をされたという話を聞きました。気の毒です。

社長のキャラクターの問題が事態を悪化させたにしても、役員や社員が物件を購入して住んでいるという事情は、「構図」を考えるうえでも重要な情報だったと思います。傍証にすぎないかもしれませんが、社長のキャラクターより重大な情報だったと思います。

これについては、全く注意が払われないどころか、無視でした。そういう台本だったのかもしれません。うちの物件のヒューザー社員は、「構図」を描くには、相当不都合な情報です。

会社のことも、自分のことも曲解された状況で、住民としての立場を全うしなくてはならない彼らや家族のことが気になります。

捜査の終結に納得がいかないという意見を耳にします。原点に返ると、隠匿に基づく偏った「構図」に踊らされていたのではないかと思います。意図的に「構図」を描き、あのように世の中を熱狂的に踊らせることを仕掛けた人がいるのだとしたら、すごいと思います。
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by gskay | 2006-07-06 18:33 | メディアの狂騒