「住む」ことを前提とした対応
「住む」ことを目的とした分譲マンションでは、資産のことだけを考えて判断したり行動したりすることでは、解決にはなりません。シノケンが扱っていたような投資目的の賃貸用マンションとは異なる部分だと思います。損得や収益性という算盤をはじくだけでは、解決を見つけるのは難しいと思います。

ヒューザーによる「買い取り」が、業者の都合で不可能になったことが問題視されました。私は、「買い取り」提案より、当初の「建て替え」提案の方が「住む」という目的にかなうと感じていたような気がします。

テレビなどでは、ヒューザーにとっては建て替えの方が費用が少なく済むためか、買い取らないのはけしからんという話になっていました。しかし、私は、買い取りをあまり歓迎できませんでした。とっとと、建て替えに入りたかった。

金の問題ではない部分もあります。小嶋社長をどなりつけた司会者は、所詮、金の問題しか頭になかったのではないかと思います。あの辺りで、問題が好ましくない方向に曲がってしまいました。

その後は、問題物件が増え、例の複雑な買い取り提案になりました。あの提案は、本来の買い取りとは程遠い代物で、問題外ですが……。

改めて考えてみると、建て替えは一斉でなくても良く、だったとしたら、あのような形で売り主を追いつめる必要もなかったのではないかと思います。なるべく速やかに行えればよかっただけだと思います。

加えて、既存不適格物件との比較で考えると、緊急の措置が積極的にとられたことに不合理なものを感じないわけではありません。また、早々に措置を講じた市での退去状況をみると複雑です。

別のスキームの可能性もあったのではないかと思います。建て替えが首尾よく進んだあかつきには、検証したいポイントです。

そういえば、買い取りについては、北海道の住友不動産の物件は、どうなっているのでしょうか?順調なのでしょうか?

資産の所有にとどまらず、「住む」ということまで考えたとき、金勘定だけでは、解決出来ない問題が出て来ます。
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by gskay | 2006-07-14 10:55 | 建て直し