初の除却命令報道
耐震偽装事件の建て替え物件で、はじめての除却命令が出るようです。川崎市は、使用禁止命令も素早く出し、除却命令でも先陣を切るようです。

引用の記事は、私が知る限り、除却に具体的に言及した最初の記事ではないかと思います。

asahi.com川崎市、GS溝の口の除却命令へ 耐震偽装


2006年08月09日22時57分
 耐震強度が基準の0.39とされ、建て替え対象の川崎市高津区のマンション「グランドステージ(GS)溝の口」(24戸)に対し、川崎市は近く、建築基準法に基づき、建物の解体を求める除却命令を出す方針を決めた。除却命令は国や市が建て替えを支援する前提となり、GS溝の口の再建が具体化することになる。

 今年3月、GS溝の口の住民らは、建て替え対象のマンションの中でいち早く、民間業者を活用する建て替え計画をまとめた。居室が100平方メートルの世帯の追加負担を2000万円以下に抑えるのを念頭に、再建計画の具体化を目指していた。

 関係者によると、金融機関から、各世帯が建て替え費用の融資を受けるめどが立ち、大手建設会社が施工することで合意しているという。

除却命令は、建て替え計画の具体化を見極めて出されることになっているようです。この物件の計画の特徴は、「民間業者を活用する建て替え計画」だということです。早くから、その方針で動き出していたようです。国のスキームから離れている点が多く、すぐに他の物件がこれに続くという訳にはいかないように思います。この物件の固有の方針なのだと思います。

横浜では、補修方針が示されました。川崎のこの物件では、「民間」の計画です。個別に適切な対応が目指されています。国のスキームからそれぞれに離れた対応が進められていますが、それぞれが、それぞれの固有の条件を抱えており、それぞれに最善の方針を模索する事で進展していくのだろうと考えています。
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by gskay | 2006-08-10 23:05 | 公的対応