違法ではなく独自基準 (前エントリの訂正)
直前のエントリで書いた内容は、私の間違いです。建築基準法に違反する建物ではなく、公団が設定した独自の厳しい基準に対する問題のようです。

(10/11)都市再生機構マンション、1棟が耐震強度独自基準下回る

 東京都八王子市のマンションの住民側が建物の耐震強度不足などを指摘していた問題で、分譲した都市再生機構は11日、日本建築構造技術者協会(JSCA)の検証の結果、1棟の耐震強度が同機構の独自基準を下回っていたと発表した。同機構は住民と協議して補修か建て替えを進める考え。

 同機構は建設時の構造計算書を紛失しており、JSCAが現存する図面から新たに構造計算書を作成。建築基準法より厳しい同機構の基準で耐震強度を算出したところ、基準値に満たなかった。同機構は「建築基準法に違反しているとはいえず、居住者が緊急避難する必要はない」と話している。

 また、住民の求めで同機構自らが再計算した際にミスを繰り返したことについて、同機構は「担当者が計算方法の解説書を読み誤った」と謝罪した。

大きく話が変わります。補償についても、必要性は減ります。他のマンションで行ったような措置は不要になるのではないかと思います。

耐震性能に関し、違法でないが、独自に設定した基準に充たないということなら、建築基準法に基づく措置は不要になると思われ、建て替えや補修は、民民の問題です。民事的な話し合いで納得できるかどうかの問題になります。

(とりあえず、「違法」という表現をつかった前のエントリは、不適切でした。タイトルからして、ダメです。誤解していました。本文は、少しいじって、追記を加えました。)

ただ、だとすると、疑問が呈されてからの再計算の「ミス」や対応の不手際の問題が重大な問題として浮かび上がります。

このマンションの問題では、違法でないにもかかわらず、前向きの対応が取られるとすれば、すごいことだと思います。一般的な「欠陥住宅」では、大きな違法があっても、なかなか住民にとっての解決に進まないのが問題だからです。
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by gskay | 2006-10-12 14:05 | 揺れる システム