小嶋社長弁護側証人
どうやら、イーホームズ社長が小嶋社長の弁護側の証人として出廷するとのこと。立件にいたる経緯の問題が明らかになるというのは正当なことだとは思います。ただ、そういう事実関係の部分で裁判が終わってしまうのは残念です。

仮に、小嶋社長が発覚時点で藤沢の物件について把握していたとしても、直ちに小嶋社長を有罪にできるとはいえません。様々な重要な論点を克服していかなくてはなりません。そうした論点に辿り着かずに、裁判が決着してしまう可能性が出て来ました。

イーホームズ社長は、建築のシステムの問題を糾弾するとともに、公的機関の無責任さや横暴を追及しているようです。小嶋社長の裁判については、イーホームズ社長は、その二つの板挟みになっていることと思います。

弁護側の証人としてのイーホームズ社長の役割は、おそらく、藤沢の耐震偽装の件をヒューザー側がいかに知らなかったかということを証言することになると思います。小嶋社長が知らなかったということが認められてしまうと、それ以上の議論は取り上げる必要がなくなってしまう可能性が出て来ます。そうなると、この容疑の背景にある様々な問題点は、放置されたままになってしまいます。

それは、この裁判の本来のあり方としては、正しいものだと思います。ただ、裁判を通して、多少でも本質的な問題につながればいいと考えていたので、残念に思います。

本質的なところまで届かないかも知れませんが、せめて、発覚の時点だけでなく、公表にいたるまでのプロセスは明らかになって欲しいと思います。公的な権限がいかに問題にかかわっているのかということを明らかにして欲しいと思います。

小嶋社長の裁判が始まったころのエントリです。事実関係は、争う余地がないと考えていたころです。
小嶋社長の弁護団
小嶋元社長の無罪主張
知らされなかった理由?
小嶋元社長公判冒頭陳述
発覚当初のヒューザーの資金繰りについての考え方
情報把握
この他の以前のエントリでつぶやいてきたことの随分と手前で止まってしまいそうな気配になっていると思います。問題は、広範囲の関連した現実を理解した上で、いかに法を解釈するかであると考えていました。それが、法の不備や公的機関の不適切な判断を明らかにするはずでした。

まあ、仕方がないでしょう。

ところで、ひとつ心配なのは、イーホームズ社長が混乱して、話が大きくなってピントがボケることです。せいぜい、関連して発言できるのは、表面的な公的機関の無責任さや横暴についてのさわりだけだと思います。それは、彼を欲求不満にするかもしれませんが、我慢して欲しいものです。
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by gskay | 2006-11-13 10:07 | 真相 構図 処分