本当に氷山の一角だったとは
ヒューザー無関係物件の「偽造」が次々と明らかになっているようで、私たちは、その中に埋もれてしまいそうです。

ヒューザー悪玉説は、ヒューザー物件に住んでいるヒューザー社員や役員がいることや、偽造が当初の物件に限定されず、全国の無関係の物件に及んでいることから、考えにくくなっています。単独の犯行と言うことで決着しそうな予感がします。

そして、設計会社と検査会社が責めをおうことになると思います。関係した設計事務所の代表が自ら命を絶たれたそうです。責めをおうべき立場ということを、よく認識されておられ、苦しんだのだと思います。

状況として、ややこしいのは、施工の木村建設の存在です。この会社は、設計にも、施工にも関与していました。この会社が、どのように悪かったのか、混乱してしまいますが、問題は、施工部門ではなく、設計部門です。

そうした責任関係は、時をおかず明らかになるでしょう。

しかし、それでは、解決しないんです!!

悪者探しは終わり、これから、事件は後始末に入ります。

施工の欠陥であれば、売り主であるヒューザーが追求すべき相手は、明確です。しかし、今回は、建築確認の問題。設計図を作った人とそれを「確認」した人が問題です。そして、「確認」を根拠に作られた建物の、「確認」取り消しの手続きの問題です。ホテルなら、少しは単純かもしれませんが、マンションは、権利関係が複雑で、取り壊すだけでもひと苦労になります。

ホテルのケースとマンションのケースを同じに扱うべきか、それとも、別個に扱うべきかわかりません。しかし、分譲マンションの場合、権利が細切れになってしまっているので、より厄介だと思います。また、投資用のマンションと、住宅用のマンションでもその扱いは異なって来るのかもしれません。

どのように対処するべきかは、法令に明記されておらず、現実問題として、切迫した問題になっています。従来からの法令の解釈で何とかなるなら、その方向で進めてほしいと思います。しかし、新しい法令を作らざるを得ないというなら、躊躇して欲しくありません。

行政や法務のテクニックで解決できると期待はしていません。

こんな時こそ、政治家が必要です。

「確認」問題には、この「偽造」以外にも、故意ではない単純なミスもありそうです。それも見逃されているような気がします。それに対する対策としても考えておいたほうがいいと思います。今時、だれも、御上が無謬などとは思っていません。対策をしておかないのは、不作為です。

建築業界の足を引っ張る具体的な影響が出る前に、そして、金融が調子がいいうちに、さっさと解決しないと、一層、面倒なことになると思います。

四六時中、ヒューザーの心配をしてしまいます。早く、小嶋社長に煩わされない日が来て欲しいと思います。
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by gskay | 2005-11-28 03:20 | 真相 構図 処分