新聞の特集サイト
耐震偽装を特集したサイトは、記事も減って、閑散としています。そして、いよいよ閉鎖のようです。

朝日新聞や共同通信、それに東京新聞は更新が続いているようで、中間配当の記事も特集に掲載されていました。

しかし、毎日新聞や産経新聞は特集サイトが無くなってしまったようです。読売新聞のサイトは「(記事更新終了)」だそうです。耐震偽装に関する記事が全く取り上げられなくなった訳ではなく、新たな記事が報じられてはいます。しかし、世間の注目が離れていることを、サイトの閉鎖が象徴しているような気がします。

これまでの報道を見る限り、マスコミの能力に問題があったのか、トンチンカンな方向の報道が目立っていたように思われます。そんな実態にはおかまいなしに、事件についての総括はおろか、報道についてのマスコミ自身による総括もなく、消えていくようです。

この事件が注目されたのは、マスコミが大々的に取り上げたためだと思います。そして、それがエスカレートしました。そのエスカレートの過程で、あるまじき方向に逸脱してしまい収拾がつかなくなっていたように思います。

世間の注目を浴びるように煽り立て、不適切な情報や見解を垂れ流しておきながら、今度は、世間の注目が離れたと称して、ひっそりと撤収。注目が離れたのは、マスコミ自身が取り上げないからというのも一因だと思いますが、そのことから敢えて目を背けて……。

報道による影響は大きく、私も悩まされてきました。報道に振り回されたり、裏切られたり……。見立て違いに呆れたり……。

おかげで、報道やマスコミがとてもよくわかりました。

世の中の人々を自在にあやつろうとする傲慢さを感じました。しかし、傲慢であるわりに、世間のコントロールする能力には限界があることもわかりました。また、専門的な知識を理解し分析する能力に乏しいにも関わらず、謙虚に分析する態度にかけていることがわかりました。何より、真実を見極めたり、受け止めたりすることが苦手であるという実態を知りました。

報道が世間に与えた影響は、当分消えないと思います。かなりの部分が、偏見や勘違い、誤解だったと思います。中には意図的な企みもあるのかも知れません。

ろくでもない迷信を、たくさん生み出してしまいました。それらがまかり通ってしまっていることを、悲しく思います。迷信を信じ込んでいる人々がいることを知ってしまったと同時に、私自身が様々な迷信を疑いもなく信じているのだろうと思います。

総括も反省もないままに、いよいよ事件の風化が始まるようです。「風化させてはならない」と叫びながら、風化させようとしているのは、実はマスコミではないかと思います。
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by gskay | 2006-12-12 00:51 | メディアの狂騒