大手や公団だったら安心できたのか?
大手のデベロパッパーであろうが、公団であろうが、あてにはできないと思います。

大手や公団の価格設定にはゆとりがあります。ヒューザーのようなギリギリの価格ではないようです。ヒューザーでさえ、実際には、さらに低価格が可能であったかもしれないとされていて、ギリギリではなかったようですが、少なくとも大手や公団に比べれば、価格は低く抑えられていたことは間違いないと思います。そこが目玉であり、競争力の一つでした。そして、問題視されているポイントでもあります。

安心につながるから、高い価格を受け入れるべきだと強く主張されています。余裕があるから、何かあった時の対応がスムーズであるとされています。これに対し、ヒューザーからの購入者は「安物買いの銭失い」だと非難されているのだと思います。

確かに、スムーズに対応されることは歓迎です。しかし、期待通りになるかどうかはわかりません。

上乗せされた価格の行方が問題です。

大手だからと言って、経営に余裕があるという話は聞きません。分譲はやめてしまったものの、公団の借金の巨大さも有名です。スムーズに対応できるかどうかは、微妙ではないかと思います。

一体、上乗せされた分はどこに消えたのでしょうか?

広告会社などに流れているのではないかと想像します。「など」の中には、様々なものが含まれているのではないかと思います。その結果、問題が起こったとしても、ヒューザーのように、問題が単純に直撃せずにすむ体制が組まれているのではないかと思われます。

もし、補償に対応するための余裕の方に、上乗せ分がまわっているなら安心です。しかし、問題が大きくならないようにするための努力の方に費用がまわっているとすると、安心には程多く、むしろ、疑心暗鬼の元凶になるのではないでしょうか。

本当に、補償が可能な体力を持っているデベロッパーなのかどうかは、企業の規模とか、価格設定の高さなどでは測れないと思います。

また、大手なら、違法にならないようにきちんとしていると信じたいところですが、違法建築の問題も、適法を確認するための検査システムが根本的にデタラメである以上、何がどのように問題になるかわかりません。

結局、大手なら安心できると言う主張は、そういう主張が都合の良い立場のためのものに過ぎないと思います。大手だろうが、中小や新興だろうが、ひとつひとつ、きちんとチェックしないとダメだということに、何の変わりもありません。もし、建築確認などの検査の制度がきちんとしてさえいれば、そんな心配は無用なはずだったのに。
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by gskay | 2006-12-14 01:48 | 安全と安心