耐震偽装騒動以前
これは、耐震偽装以前から問題になっていたケースについての報道ではないかと思います。
この件の耐震性能の不足の原因は、構造計算の「ミス」なのだそうです。「偽装」とは、違うらしい……。 さらに施工の問題が加わっているということのようです。 業者の間で、設計ミスか、施工ミスかというレベルで責任のなすり付け合いをしているケースとして、耐震偽装騒動以前から問題になっていたケースだったと記憶しています。 マンションごと建て替え事件(幸田雅弘)をみると、その経緯がわかります。 ここでは、建築確認制度の問題は取り上げていないようです。また、連帯責任のあり方を問うという方針でもないようです。どちらも、やりにくい裁判なので、それは目指さないのだと思います。 この「0.5」のインパクトをどのように受け止めて対処すべきか難しいと思います。設計だけで、0.5以下なら、うちと同じ扱い?処分があったり、対処が行われたりするのでしょうか?といっても、特定行政庁などの判断は、それぞれの物件毎に異なるので、直ちに退去、使用禁止ということも、もはや、無いだろうとは思いますが……。 ややこしいのは、設計段階で0.85で、施工の問題が加わって0.5という場合。誰が、どのような責任を負うのか、複雑すぎます。とりあえず、売り主の瑕疵担保責任はともかくとして、不法行為はあるものの、設計や施工がどのような割合で責任を負うべきか単純に割り出すことは困難でしょう。 耐震偽装が騒動に発展したのは、単純だったからなのかもしれません。 この篠栗のケースが適切に対処されていたり、少なくとも大きな問題だとして取り上げられていれば、第一次耐震偽装騒動は、大した騒動にならなかったかも知れないと思います。また、発覚直前まで、姉歯元建築士がおろかな行為を続けることも無かったのかも知れません。
by gskay
| 2007-02-26 16:39
| 揺れる システム
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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