判決の延期
木村元社長への判決がそろそろあるはずだと思っていたのですが、ちっともそんな報道はないと不審に思っていました。私が注目しているのは、有罪か無罪かということではなく、詐欺が認められるのかどうかです。

建設業法違反については、本人も認めていて、有罪になるのだろうと思います。元東京支店長への判決については、会計を預かっているはずの人をさしおいての判決だったので疑問に感じる部分はありますが、元社長については、建設業法違反については争う余地は少ないように思います。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <耐震偽造>木村建設元社長の判決延期、弁論を再開


5月1日20時26分配信 毎日新聞

 耐震データ偽造事件で、強度不足を知りながらホテル建設代金をだまし取ったなどとして詐欺と建設業法違反の罪に問われた木村建設元社長、木村盛好被告(75)について、東京地裁は8日の判決公判を延期し、弁論再開を決めた。木村被告の詐欺の意図について検察側の主張を改めて確認することが目的とみられる。

最終更新:5月1日20時26分
毎日新聞


結局、詐欺の意図については確定的なものを示すことができていないということなのだろうと思います。本人は否定していたと記憶しています。

ところで、ポツポツと発覚する耐震性能の問題に関して、木村元社長のケースのように詐欺を問われることは、今後もあるのでしょうか?あの時は、誰もがヒステリックになり、納まりがつかなくなっていました。事件の社会的な影響を考えて判断しなくてはならないのかもしれません。

耐震偽装の問題は、建設業者による詐欺という構図より、耐震性能に関して誰が責任を負うのかという視点で考えなくてはならないと思います。建設に関係する様々な人々の責任関係が曖昧であることが、事件の収拾を困難にしました。その深刻な事態をを直接扱わず、詐欺というような問題に転換してしまって納得しようとしているのかもしれませんが、それでは、巻き込まれた人にとっての解決にはなりません。

これからも、耐震の問題は当たり前のように発覚していくおそれが大です。もはや、ニュースにもならないのではないかと思いますが、巻き込まれた人は大変です。その時、悪者を捜し出し、懲らしめるという発想では解決にはなりません。いかに、損害や影響を最小限にするのかという発想が必要だと思います。

仮に、木村元社長や小嶋元社長の詐欺が有罪になったとしても、巻き込まれた人にふりかかかった問題は解決しません。巻き込まれた人は、その物件の木村元社長や小嶋元社長をつるし上げるということに血眼になるべきではないと思います。そんなことより、いかに的確に対処すべきかを考えなくてはならないと思います。

もし、的確な対処の方法が、すでに存在してるなら悩む余地は少ないと思いますが、そんな方法は確立していません。だからこそ、余計な事に熱中せず、自らの知恵で方策をひねり出さなくてはなりません。
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by gskay | 2007-05-09 22:56 | 真相 構図 処分