川崎大師の物件は一抜け?
川崎大師の物件は、テレビ等で大胆な発言をしてきましたが、ここが一番最初の解決になるのではないかと思います。

建物の一部を解体し検証 グランドステージ川崎大師


 耐震強度偽装問題で、川崎市の分譲マンション「グランドステージ川崎大師」を施工した太平工業(東京都)が29日、住民立ち会いの下で壁をはがすなど建物の一部を解体し、施工に不備がなかったか検証した。
 自民党の耐震偽装問題対策検討ワーキングチームの早川忠孝座長や、民主党の馬淵澄夫議員も検証を視察した。
 マンションの管理組合が昨年12月末に梁(はり)を実測したところ、完成図より2・5センチ細いものがあり、地震の揺れを吸収する「耐震スリット」が完成図通りに入っていない個所があったという。
 太平工業は、既に住民が退去した部屋で施工状況を確認。「結果を精査して後日、見解をまとめる。施工上の瑕疵(かし)が確認された場合は誠意ある対応をしたい」とコメントしている。
(共同通信) - 1月29日18時29分更新

耐震偽造があろうがなかろうが、太平工業に施工上の瑕疵があることが明らかになり、太平工業が果たさなければいけない責任があることが明らかになったことと思います。

何も、偽造物件として処理されなくてはならないということはありません。構造上の瑕疵について補償され、建て直しが出来ればいいわけです。川崎大師の物件は「施工」からの問題解決の方向付けに、ほぼ成功したように思われます。もちろん、「設計」も、問題の重要な部分として取り上げなくてはいけないとは思われますが、突破口は開かれました。

ヒューザーが太平工業に建て直しを求める形になるかもしれませんし、住民が直接求めるかもしれませんが、川崎大師の件は、瑕疵担保責任の枠組みの「民民」の問題として解決し、公的な負担についても回収できる方向にすすむのではないかと思います。そして、適当なタイミングで、国のスキームからはずれていくのではないかと思われます。

さすがに、与野党の担当の国会議員の目の前で突きつけられた事実は、業者側としても、ごまかすのは難しいと思います。

これまで、施工レベルの欠陥マンションは、立証が困難で補償はほとんど行われてこなかったようですが、川崎大師の物件は、そこに画期的な影響を与えるものと思われます。

しかし、うちの場合、施工の木村建設はすでに整理中です。川崎大師の大きな前進に続いて行くのは難しそうです。

いずれにせよ、それぞれの物件の解決は、国のスキームが最低限の保証の線となりつつ、そこに個別の事情を加味し、いかに満足を得るかということになると思います。ひとまとめにはならないと思います。おそらく、それぞれの物件は、それぞれの事情で、様々な決着へとすすむことになると思います。その最初の一例であると思われます。
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by gskay | 2006-01-29 23:48 | 建て直し