国会議員の報酬
国会議員の報酬は、安くない方がいいと思います。それこそ、「安かろう悪かろう!」になりかねません。

現在の国会議員が期待通りではないかもしれません。しかし、行政がこれほどまでに弱体化している状況で、国会議員にもっと活躍してもらわなくてはなりません。憲法も、そういう仕組みを期待しているようですし……。

行政を司る官僚たちに言わせれば、立法あるいは司法の仕事と明記されているものをのぞけば、みな行政の仕事だそうです。明治以来変わらぬ発想です。それでうまく行っているなら、不満はありません。

不満がなければ、問題に気付くこともなかったと思います。しかし、耐震偽装の本質を含め、この国のシステムには問題があることを知ってしまいました。中央官庁での官僚の裁量に基づく行政は破綻しています。隠蔽することも不可能なくらいに。

(あまりに破綻の程度が強すぎるのか、当人たちは、うまく隠せていると信じている節もありますが……)

また、この状況を打開するのは、マスコミでもないと思います。マスコミも明治以来の体質が抜けないのか、官僚と馴れ合う傾向があり、官僚による行政の権力の強化に役立つ存在です。時には、官僚たちを煽ったり、脅したりもしますが、歯止めにはなっていません。これにも、耐震偽装に巻き込まれていなかったら、私は、気付かなかったかもしれません。

民主的な手続きによって選出された議員にこそ期待すべきだと思います。憲法も、国会を国権の最高機関だと宣言しています。それに応えるために、議員は、しかるべき人材でなくてはなりません。

そして、そのしかるべき人材には、ふさわしい待遇を用意すべきだと思います。

無報酬で議員をするといえば聞こえはいいものの、それでは、余裕がある人々に独占されてしまいます。そういう組織は、経済団体をはじめ、様々な団体があり、それなりに機能していますが、それは、国の公的な権力とは異なる存在です。

現在、一般の公務員よりも高い報酬が国会議員に与えられているのは当然だと思います。できれば、天下り後の官僚が手にする報酬よりも多くすべきだとさえ思います。

また、テレビ局や新聞社、それに広告会社で働く人たちが手にする給料とも比較しなくてはいけないと思います。おそらく、普通に周囲を納得させるだけの給料しかもらっていないのは、NHKくらいではないかと思います。ジャーナリストは貧乏というイメージとは、随分かけ離れていると思います。

国会議員の報酬を上げることで、有能な人材が選出されるとは限らないものの、報酬が少なければ、有能な人材を集めるのは難しくなると思います。無闇に待遇を悪くする方向を打ち出してはいけないと思います。

直接、選挙によって選ぶことができるのは、官僚でもマスコミでもありません。より有能な国会議員を選出し、国会をより活発にすることが、この国に必要なことだと思います。

そのための負担を惜しんではいけないと思います。
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by gskay | 2007-07-06 09:27 | 政治と役所と業界