「王様の耳はロバの耳!」(2)
政党のホームページの更新は、平気だとか。選挙の「政党」や国会内の「会派」や政治団体は、それぞれきちんと区別することが可能なのかもしれません。個人の候補のことになると、逃げも隠れもできなくなるのではないかと思いますが、団体であれば、何とでもなるのかもしれません。

もちろん、内容については細心の注意を払って。

選挙に直接関係ない(といっても、応援活動などをしている)政治家も、かなり自由に発言しているような様子です。なるほど、それほど気にしなくてもいいのかもしれません。

しかし、「御上のお気持ち次第」な側面があるので、十分に注意する必要があると思います。また、リスクよりも見返りが大きいなら頑張ってもいいかもしれません。とりあえず、この選挙では様子眺めです。

さて、「王様の耳はロバの耳!」は、とても奥が深い話であるとともに、様々な意味を込めることができると思います。人によって、いろいろな思いを当てはめることができると思います。だからこそ、様々なバージョンが作られているのだと思います。

コメントをくれた、判らん さん へ。
元建築士がアポロンという読みは全く想定していませんでした。

私は、元建築士は、「ロバの耳」の一部だと思います。いや、むしろ、思慮が足りない王様の「思慮の浅さ」かも。耐震偽装事件やその隠蔽、曖昧な耐震基準、デタラメな検査制度、杜撰な大臣認定プログラム。元建築士の存在は、そうした一連の「ロバの耳」あるいは「思慮の浅さ」の一部だと思っています。官僚制度の問題に行き着く問題です。

恐ろしいのは、周辺にあった「悪のトライアングル」という構図や、「安かろう悪かろう」や「過剰なコスト削減」、「官から民へ」あるいは「規制緩和」の弊害などが叫ばれましたが、実は、これは的外れであったということです。

「ロバの耳」だと考え、それをリセットしたから、みそぎは完了?

政治家と業界の癒着という批判も、つきつめて考えると、少なくとも第一次の耐震偽装に関しては、怪しいと思います。まあ、第二次の耐震偽装のアパとその周辺の問題については、微妙かもしれませんが、それでも、合法な範囲だったらいいのかもしれないと思います。

それに引き換え、官僚制度の問題については、少数しか注目していない点が重要かと思います。

「政治家なんて使い捨て」、「業者はとかげのしっぽ」、「肝心なのは脈々と続く官僚制度」などという考えがまかり通っているだけでなく、能力不足に、責任逃れ。果ては、隠蔽や情報の操作まで?

本当にそんなことが行われているとしたら、恐ろしいことです。

ここで、「ロバの耳なんてことは、ありません。ほら、王様の耳は普通でしょ?」という演出が披露される可能性もあり、注意しておくべきだと思っています。特に、「実は、こんなことがあったが、今は、ばっちり大丈夫。問題も解決済み。関係者もみな満足。官僚制度は、この事件から多くを学び成長しました。」というパターンに注意が必要ではないかと思っています。

視線をそらせておいて、けむに巻くというトリックが不首尾になりつつあります。このままでは、官僚制度に対する国民の視線は厳しくなります。下手に隠そうとした分、ややこしく、国会からの監視も強くなるおそれがあります。

政治家が官僚にものを言うのはけしからん?

いや、「けしからん政治家」がいるだけで、官僚にものを言ったからといって、政治家がけしからんということはありません。

今、官僚に対し、直接手が届きません。しかし、まともな政治家を選べば、話は別です。官僚に誤摩化されたり、いいなりにならない政治家が増えて欲しいと思っています。

でも、そういう方向には進まず、誤った方向に進んでいる可能性もあると思います。
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by gskay | 2007-07-16 04:35 | いろいろ