イーホームズによる糾弾と立件
小嶋社長を立件しようにも難しいようです。これだけ時間がかかっているのに、社員などの関係者への事情聴取をしているという以上の報道はありません。

捜査側が、電撃的に展開しなくてはいけないタイプの事件ではないと思われ、情報が制限されているとは考えにくく、それが実態なのだと思います。事情聴取で、立件すべき「真相」や「核心」が見えて来たのか気にはなります。

一方で、建築基準法の改正で、罰則が強化されようとしています。

イーホームズの糾弾によれば、ヒューザー側は隠蔽を試みたとされています。あの時は、イーホームズの手柄で未遂ですみました。こうした企みについて、未遂であっても事件として摘発できるようになるのかもしれません。ということは、逆にいえば、今回の「隠蔽工作」の未遂は、今の法律では手出しができないということではないかと思います。

ただ、そもそも、その程度の発言で、「隠蔽工作」未遂といえるかどうか、私にはわかりません。怒った勢いで、「ぶっ殺してやる」と口走った人を、殺人未遂に問うようなもののような気がします。あの時のヒューザーは、「藁をもつかむ」という状態だったのでしょうから、なりふり構わず、そういうどうしようもないプランを考えてもおかしくないような気がします。でも、「それはだめだよ」とイーホームズがなだめて、収まったんでしょ?

イーホームズは、その手柄だけで充分立派です。でも、71歳・じじのブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/chudojp/)が指摘しているように、イーホームズは、何で役所でなくヒューザーに相談したんだろう?シノケンやビジネスホテルはどうなのだろう?

今のところ、刑事で立件されると言う話については、イーホームズによる糾弾くらいしか材料らしい材料が表に出ていないような気がします。それも、偽装は発覚したものの、耐震強度が多いのか少ないのか判明する前の発言や行為。

発覚後にも行われた取引の違法性や、隠蔽工作未遂の問題にはあまり関心はありません。しかし、さすがに、偽装への関与については、どういう捜査状況なのか是非知りたいと思います。住民として、今後の態度を決める重要な材料ですから。

ところで、イーホームズは、「お前が、見落とさなければ、こんなことにはならなかった!!」と怒っていた人から出た軽率な発言をとやかく言う前に、どういう対処をすべきかを的確に示さねばならなかったのではないでしょうか?少なくとも、行政とヒューザーの公表の時点で、イーホームズは対処らしい対処を示していません。

住民はイーホームズに同情される立場ではありません。イーホームズを追及する立場です。顧客であるヒューザーを叩いたように、次のステップでは、住民もイーホームズに糾弾されてしまうのかしら?

イーホームズには、いいところもあるようなので、あまり変なことにならないといいと思います。

ところで、今でも、例の「建築確認」は有効だそうで、取り消されていません。取り消さなくても、違法建築であるという事実は変わらないから、取り消しの手続きには意味がないからだそうです。うちは、今でも、イーホームズの「建築確認」の上に、適法に作られた違法建築です。

そういえば、小嶋社長は、住民説明会で目の前で謝罪して、「無過失でも瑕疵担保責任を負っているという責任を果たす」と発言しています。実際には、果たせていないものの、説明に足を運んで来ている点で、少しは好感を持てます。

区も、現状の建築確認制度では、民間機関の誤った建築確認が出ない様にするのは無理で、責任を負いきれるものではないという主旨の説明を最初にしています。その見解を受入れるかどうかは別として誠実です。

しかし、イーホームズも、設計会社からも説明を直接は聞いていないような気がします。施工の木村建設は、早々に整理に入っていますが、イーホームズや設計会社は、建築主や行政の影に隠れていていいのかしら?

警察の捜査だけでなく、ヒューザーへの破産申し立てと、ヒューザーの特定行政庁やイーホームズへの提訴で、いろいろとはっきりすると思います。
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by gskay | 2006-02-04 17:37 | 真相 構図 処分