家内のコメント
例の放送局の番組が放送されたそうです。事前にディレクターさんから、これから放送と言う連絡は頂戴していましたが、家内には内緒にしていました。普段なら寝ている時間だし、視て欲しいと思わなかったからです。私も視たいと思わなかったし。

当然のことですが、私の意図を汲んで「作られた」ものではなく、私は材料。あくまで取材した側の「作品」です。何となく、取材のあり方や方針が変化していることに違和感を感じていたし、始まった番組の噂も私の周囲では好意的ではありませんでした。担当のディレクターさんも、取材が進めば進むほど、歯切れが悪くなって来ていたし。それで、自信をもって家内に視て欲しいとは思えませんでした。

普段なら寝ている時間だったのに、その日は、大雪で新幹線ダイヤが乱れたりで時間が遅くなり、その時間に起きている事になってしまいました。私は、知らないふりをして、いろいろしていたので、視ていません。

家内は、その番組の情報をどこかで耳にしたらしく、住民のブログが紹介されるらしいということで、気にかけていたようです。私以外にもブログを書いているいる人っているの?という疑問があったのかも知れません。

「なーんだ、君の取材か」と関心半減。さらに、取り上げられ方に、不満。加えて、番組自体が気に入らなかったようです。ぼそっと、「迷惑……」と言っていました。

家内は、「あんな番組に出たんだね」とひとことコメントし、以後、その話題はありません。(「あんな」の部分には、もっと辛辣な修飾語が使われていました。)

取材のきっかけは、ブログの非公開のコメントを通しての、ディレクターさんからの接触でした。取材や番組の趣旨等を説明され、取材をうけることにしました。取材を受け始めた時点では、番組の骨格は、しっかりとしてはいなかったように思われます。可能性のある面白い企画だと思いました。制作発表の前のことです。

家内にも取材をさせて欲しいとも頼まれました。取材としては、ブログのことを知らない家内にブログをみせて、その率直な感想を取材したいと言うことでした。ブログのことは内緒で、家内に聞いてみましたが、あっさり拒否。番組の内容は、制作発表前だったので彼女は知らないはずですが、イヤということでした。

そこで、このブログのことを白状しました。もともと、家内に内緒で始めたブログでしたが、愚かにも明かしてしまいました。家内にも知らせずに続けていた方が、秘密の悪戯をしているようで面白かったかもしれないと思うと、大失敗です。

取材の開始時点で、gskayの正体を知っているのは、ほんの一握りの友人だけでした。しかし、取材が進むにつれ、正体がバレて行きました。

取材にあたり、マンションの広報担当の役員さんには、私が簡単に報告しました。それだけなら、役員さんの胸の内にとどまったでしょう。その時点では、うちのマンションでも、gskayの正体はバレていませんでした。さらに、取材側からも一報を入れてもらいました。しかし、そこから、みんなに知られてしまうことになりました。役員会の議事録に載っちゃって、バレました。

この辺から、自分自身がルーズになりました。引き返すチャンスはいくらでもありました。顔を出すなといえば、出なかっただろうし、名前(名字だけにしてもらいました)を出すかどうか等、直前に確認しています。

私は、「素材」にされることを覚悟していました。それを調理するのが、取材や編集でしょう。うまく作り上げてくれればいいと単純に希望していました。

ただ、解っていなかったことがあります。取材や編集は、マスコミの権利であるようですが、マスコミは、素材になった私に対する責任はないし、とりようがないということに気付いていませんでした。マスコミ関係者が責任を感じたり、責任をとったりできるのは、視聴者に対してや、会社に対してだけです。

影響については、いずれも自分の責任として引き受け、処理しなくてはいけないことだと思います。

こういう愚かな自分への自己嫌悪も「自己責任」なのかと考えています。

私を取材した人にも、あの番組を視た人にも、解らないし、どうしようもないことです。
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by gskay | 2006-02-06 10:59 | メディアの狂騒