公務員の責任
「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」に関連し、キャリア制度の廃止、幹部人事の一元化、政治家との接触の制限ということについては、広く取り上げられています。しかし、公務員の責任を明確にするという方向性は、あまり注目されていないように感じられました。大胆な提言だと思います。
無謬であるという前提があるなら、賠償のシステムなど要らないはずです。それが否定されているのだと思います。このことについては合理的だと思います。 行政の権限が無闇に肥大して行く一方で、その権限に能力が追いついていません。能力が低いのは、課題が困難であるという事情以上に、能力向上に真剣に取り組んでこなかったことが原因だと思われるので、少し厳しい要求が必要だと思います。そうでないと、低い能力の官僚が、大きな権力を振り回すという危険な状況がますます悪化していしまうでしょう。 しかし、責任を「無限」に要求するようなことになってはならないと思います。無限の責任が、無限の権限の背景になり、裁量を肯定する根拠になるようでは本末転倒です。いかに制限するかを考えるべきです。 また、曖昧なまま過大な責任を課すことは、かえって責任逃れや責任転嫁に力を入れるきっかけになりかねないと思います。表面的に情緒的に考えるのではなく、明確な目標を提示するべきだと思います。 公務員制度の改革は、立法や司法のあり方までを問う大事業だと思います。今まで官僚に任せきってきた裁量を必要とする事柄に関しては、内閣や国会が扱うということを明記しなくてはいけないと思います。そして、そうした任務にふさわしい人物を国会議員に選ぶようにしなくてはいけないと思います。
by gskay
| 2008-01-14 12:57
| 政治と役所と業界
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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