上告棄却
姉歯元建築士の有罪が、上告棄却によって確定したそうです。量刑について、「厳しすぎる」ということはないだろうと、私も感じていました。ただ、理由ついて、議院証言法違反と構造計算の問題を抱き合わせていたかのように伝えられていたので、その点には、疑問を感じていました。

「抱き合わせ」が正当であるか不当であるかについては、判断されていないと想像しています。仮に、抱き合わせが不当であっても、実質的な量刑に影響がないということなら、上告は棄却されると思います。少なくとも、抱き合わせを容認するようなものではなかったと想像しています。というより、願っています。

今後、議院証言法違反については、元防衛事務次官などが裁かれることになると思います。国会での発言、とりわけ証人喚問における発言は、嘘やごまかしがあってはなりません。しっかりとした政治体制の確立のためにも、このルールを最大限に活用するべきだと思います。けしからん人への「抱き合わせ」のために使われるべきルールではないと思います。

官僚や官僚制を中心とした社会のシステムが信用できなくなっています。不信が高まる分だけ、ますます密室に閉じこもろうとしています。証人喚問は、それに対する国会に与えられた最大の武器の一つだと思います。しかし、それが国会内の政治闘争の道具に使われてしまいがちな現状は、悲しむべきものだと思います。

確かに、耐震偽装は、姉歯元建築士が引き金をひいた大事件です。それが大事件であるからこそ、真相の解明がきちんと行われるべきでした。それを,彼が妨害してしまったということに対し、耐震偽装自体以上に重い罰を果たすのは、国会の正常な機能のために必要なことだと思います。

ところで、耐震偽装に関連し、証人喚問の場で喚問してもらいと思った人はもっとたくさんいます。マスコミでとりあげられた「構図」の中の人物たちのことではありません。役所の中で、何が行われ、どうしてこのような判断になったのかということを明らかにしておくべきでした。

その辺を有耶無耶にしてしまった延長に、建築基準法の改正による深刻な影響もあるのではないかと私は考えています。
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by gskay | 2008-02-24 15:10 | 真相 構図 処分