補選結果
耐震偽装発覚当時の国土交通省住宅局長は、もし、耐震偽装の後始末において堂々と業績を誇れるような判断をしていたなら、それが選挙運動のためのメリットになり、個人的な得票を増やし、逆転は可能はゼロではなかったと思います。

山口2区という選挙区では、2005年の郵政選挙では、自民党候補が勝っています。とはいうものの、今回の補選で復活した民主党候補は、2005年の落選時も、2003年、2000年の自身の当選時の得票に比べて著しく票を減らしているわけではありません。

一方、今回の自民党の得票は、2005年に比べれば減っているものの、2003年、2000年に比べて減っている訳ではないようです。

郵政選挙で、自民党候補に勝利をもたらした票が、今回は、自民党に流れなかったというだけで、自民党の党勢が衰えたと考えるのは、誤りではないかと思います。

勝負を制した野党側が、さらに気勢を上げるのは結構なことだと思いますが、マスコミの論評は、第三者の分析として疑問を感じます。

選挙の結果は、自民党の負けですが、政治的な問題に民意が示されたと考えられるほど、単純な結果ではないように思います。

自民党が、この政治状況下のこの候補で票を減らさなかったというのは、当選には届かないものの基盤はしっかりとしているということではないかと思います。

一方、政治的状況が不利とはいえ、この候補個人の力による得票の増加はなかったと考えざるをえません。候補の人選が適切であったとはいえず、そこから見直すべきではないかと思います。

仮に、このまま基礎的な票は変わらないとして、この選挙区での基盤となる票は、民主党有利。そこに、どちらがどれだけ票を増やすかが勝負のポイントになります。自民党としては、政治状況という要素も考慮しなくてはいけないと思いますが、この候補では、次の総選挙も苦しいと判断するのが妥当だろうと思います。

1回目の選挙では、落選覚悟で顔と名前を浸透させることに専念し、次の選挙で勝負するというやり方もあると思いますが、この候補に関してはどうでしょう?

とりあえず、この候補がどのような主張をしていたかということや、どのような経歴であるかということについては、ここで取り上げる気もおきません。
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by gskay | 2008-04-28 10:11 | 政治と役所と業界