比例統一名簿?
衆議院は小選挙区が中心です。政党間の政策協議の延長に小選挙区での選挙協力を行うことは妥当だと思います。しかし、比例まで統一してしまうということには疑問を感じます。


民主・小沢代表、国民新党に「大胆な選挙協力」提案(産経新聞) - Yahoo!ニュース

5月9日22時38分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表が次期衆院選での政権交代をにらみ、国民新党に「大胆な選挙協力」を呼びかけていたことが9日、わかった。小沢氏が8日に国民新党の亀井静香代表代行に電話で「大胆な選挙協力をしようじゃないか」と提案。亀井氏は「まずは政策協議をやればいい」と応じた。これを受けて9日の両党幹事長や政調会長による定期会合で話し合い、選挙公約や政権交代後に実施する政策などについて協議していくことで合意した。
 一方で、小沢氏ら民主党側が以前から提案している衆院選比例での統一名簿の作成に対しては、国民新党が消極的な姿勢を示している。同日の民主党の赤松広隆選対委員長と国民新党の亀井久興幹事長の会談でも再度提案があったが、「(国民新党側が)持ち帰ったかたちになった」(民主党幹部)としている。

小選挙区では、当選者は一人しかいません。従って、小政党が議席を確保するのは困難です。そこで、勢力が小さい政党は、当選する一人に関与するために選挙協力を通じて、影響力の行使をめざすことになります。

一方、比例の場合、一定以上の規模の支持がある政党であれば確実に当選者を出すことができます。小政党が存在感を示すためには、比例で独自の代表を議会に送り出していなければなりません。また、統一の名簿にしたところで、当選者の数は統一前の当選者を足した数に比べて誤差程度にしか変動しません。

比例に関しては参議院があるので、小政党は参議院で頑張ればいいのかもしれません。参議院は、衆議院と違って小政党が代表を出しやすいだけでなく、大政党といえども過半数を確保するのが困難です。このため、政党同士の連携が不可欠になります。その連携を衆議院にも反映させるために、衆議院の中にプチ参議院ともいえる比例代表があると考えることができます。そのように考えると、安易に比例統一名簿などは作ってはいけないことになります。

もちろん、合併が前提なら、話は全く別です。

また、今後、衆議院を小選挙区のみとし、参議院を比例のみとするということを、将来的に目指しているということであれば、了解可能です。それは、両院の機能やあり方を別々にすることができるので、私は望ましいと考えています。しかし、そのような構想があるのでしょうか?

国民新党が比例統一名簿に消極的なのは、独立した政党としては当然の姿勢だと思います。
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by gskay | 2008-05-10 05:28 | 政治と役所と業界