破産手続き開始決定
破産開始決定後の動きが報道されています。ヒューザーは、高裁へ抗告したようです。その一方で、破産手続きには、協力的とのこと。
今さらですが、最後まで主張を貫いて欲しいと思うと同時に、最後は、きれいに退席して欲しいと思います。 私は、小嶋社長およびヒューザーの関与については、疑問視していて、風評による魔女狩りだったと思っています。魔女狩りは、失敗したとき程、ヒステリックにエスカレートして行くものですが、関心がほかに移っているので、これ以上のエスカレートはないものと思います。 都による宅建取引についての処分は、今さら、事態には影響しません。刑事告発にしても、うちのマンションの件ではないし、この事件についての枝葉にすぎません。 ところで、決定に関しては、住民の申し立ての通りであったことが、手放しに歓迎されているという印象を与える報道も多いようですが、
私は、東向島に近い立場ですが、会社が事業で利益を上げる見込みがないという点を重視したいと思います。ヒューザーは、訴訟に勝つ「見込み」を主張していましたが、訴訟に勝つ「見込み」は、事業で利益を上げることとは異なると思います。また、訴訟についても、全責任をあの訴えでカバーするのは難しいと考えています。全面的に勝つことはなく、結局、足りなくなるだろうと思います。 ひょっとしたら、抗告では、この「見込み」について、つっこんだ検討が行われるかもしれませんが、ヒューザーが自治体に対して起こした訴訟とは、区別して考えなくてはいけません。そんな「見込み」を勘定することができるかどうかは、あくまで破産手続きの枠内で理解しなくてはいけないと思います。 ところで、読売新聞は、
という談話を載せたりと、最近、すこしスタンスが異なるようです。 また、破産手続きについては、
という具合に、朝日新聞に詳しく書かれています。また、すで取り上げた内容ですが、
と、朝日新聞は詳しく報道しています。 魔女狩りからは、一線を画した報道だと思います。 今後の駆け引きは、
と、複雑です。 訴訟については、私は、いくら何でも、その金額は無理だろうと思っています。中には、建築主は、請求する立場にないという意見もあるようですが、そうするとビジネスホテルの訴訟はどうなるのでしょう?また、買い主も、微妙です。こんなことが、争われたことはないようなので、意見は分かれるようです。 また、破産手続き開始決定への抗告も、珍しいことではないかと思いますが、とりあえず、破産手続き開始です。 破産手続き開始決定後については、すでに、国のスキームに従いつつ、どのように手続きを進めるべきかという議論が行われているので、あまり不安はありません。 発覚した直後、12月中には、ヒューザーは破綻するのではないかという噂があり、頻繁にニュースをチェックしていたことがあったことを、懐かしく思います。仕事の合間合間に、ヒューザーが破綻していないことを確認して、安堵していました。 あの頃は、今に比べて、情報も知識も乏しく、覚悟もしっかりしていませんでした。
by gskay
| 2006-02-17 17:13
| 損害と回復
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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