「居酒屋タクシー」問題批判
官僚たちが夜中まで役所で働いていなければいけないことが異常なのだと思います。タクシーの中で出されたビールよりも、異常な働き方を問題にするべきだと思います。

仕事がこなせなくて夜中まで役所にいなくていけないとしたら、その人の能力の問題か、仕事の配分に間違いがあります。

能力が足りないのなら、高める努力をしなくてはいけないと思います。高い能力を持つ人を登用するか、人材を養成しなくてはいけません。

仕事の配分の問題なら、人員の配置を変更したり、増員したりする必要があります。また、必要がない仕事をしているのだとしたら、その仕事をなくさなくてはいけません。

「予算編成で忙しい……」という話をききますが、こなしきれない分量が割り当てられているのではないかと想像します。

「国会のための待機で……」という場合、国会の勝手気まま(?)なスケジュールの方に問題があり、「迷惑」を多方面にかけていると反省するべきではないかと思います。

官僚の深夜帰宅がなくなったら、タクシー業界の売り上げが減るかもしれませんが、官僚が深夜帰宅しなくてはならないことの異常さを認める理由にはならないと思います。

どうしても深夜帰宅をさけられないなら、タクシーで帰宅しなくても済むような官舎を用意するべきです。

そもそも、深夜登庁や深夜帰宅が避けられないのは、緊急事態への対応を担当していたり、時差がある外国とのやりとりに従事している場合くらいに思われるのですが……。

官僚制度の今のあり方には疑問を感じていますが、官僚を目の敵にしているつもりはありません。あるべき姿は、今の形ではないと感じていて、いかに充実させるかが重要です。

無駄な仕事をなくすことや、陳腐になった制度や権限を見直すことが必要です。その上で増員が必要なら増員をすべきです。人材確保のためには、魅力がある待遇も必要です。

問題に取り組む発想が歪んでいるように思われます。一部の若手政治家や、マスコミでは、「あらさがし」と「削減」が業績と見なされるようですが、それが極端になりすぎています。問題への取り組みの原点を忘れ、逸脱しています。それは、「居酒屋タクシー」や「タクシー券の過剰な使用」で非難される公務員が、制度の原点を見失ってしまっているのと大差がないと思います。
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by gskay | 2008-07-01 23:48 | 政治と役所と業界