退去の準備
徐々に、退去にむけた具体的な話が進んでいます。

私たちの退去は、自主退去です。災害の避難とは異なるもので、実際の取り扱いについては、明確な取り決めはないようです。明確な取り決めがないために、「支援」の是非の問題のような、ややこしい議論が必要になったのだと思います。

賃貸マンションからの退去については、貸し主の責任で行われるようです。今後、貸し主は売り主や建築に関与した業者、建築確認および検査に責任をもつものに対し、費用を請求するのかと思います。権利関係でいえば、そちらの方が複雑かもしれませんが、「商行為」であるために、こじれることなく進んでいると聞いています。

しかし、うちの場合、居住用の分譲マンションであり、住民は、自分のことについては、自分で責任を取らなくてはなりません。売り主の瑕疵担保責任を請求できるといっても、それを獲得するには、住民自身の努力による確保が必要です。その他、諸々の賠償についても同様です。

「早く裁判をしろ」という意見を頂きます。裁判は、重要な手段ですが、唯一の手段ではありません。また、仮にこちらに有利な判断が下されたとしても、最終的には、自分たちの力で、賠償を回収して歩かなければいけないことになります。裁判所が、賠償を確保してくれるわけではありません。裁判所は、正当性を判断してくれるだけです。

日本の裁判は、とても時間をかけ、慎重に行われます。急場をしのぐ手段にはなりにくいと思われます。逆にいえば、そういう法律的なレベルの取り組みは、多少、後回しになってもいいのかもしれません。

当事者同士が納得し、こじれさえしなければ、それが一番よい解決方法です。そうした作業が進んでいます。くわしく書くのは、無理ですが。

現在、退去に関しては、各家庭の状況を確認し、希望等を調整する段階にきています。限られた住戸に対し、適切な割り振りが必要です。その調整を、係になった住民が行っています。厄介な仕事を引き受けてくれている方に感謝しています。

退去先の確定の後は、引越の日程も調整しなくてはなりません。みな仕事があるので、土日を希望する家庭が多いと思います。しかし、1日に引越ができるのは、せいぜい、3から4家庭に限られると思います。その調整も深刻だと思います。

うちは、身軽です。家財も、ミニマムです。だから、調整は深刻な問題ではありません。

ただ、今の部屋は、収納が多い部屋なので、ここに来る前に、タンスを処分しちゃったのは失敗だったかな。

こんな事態は、全く考えていませんでした。
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by gskay | 2005-12-09 08:47 | 公的対応