定額給付批判への批判
景気の悪化が深刻であるということについては、街に出ると感じる部分もありますが、今のところ、自分の財布には響いていません。響いてこない理由は、安定した職に就いていることに加え、この3年間、耐震偽装に巻き込まれたおかげで、消費意欲が低かったからだと思います。住宅ローンについても、金融機関による金利減免のかわりに繰り上げ返済が制限されていました。その分を消費にまわすわけにはいかないので、残っています。

経済の状況を考えると、この景気悪化の克服は、個人消費がカギとのこと。

その気になれば、消費のための支出を増やせないわけではないのですが……。

これまでのように、不況に対し、個人消費を抑え、賃金を抑制し、輸出関連の製造業のコストを下げて、輸出の競争力を上げることで景気を回復するというシナリオは絶望的なように思われます。むしろ、個人消費が伸びるように、賃金を上げ、国内の産業構造を内需型に転換しなくてはいけないという解決策の方が説得力があると思います。

しかし、だからと言って、自分が内需拡大のために財布のヒモを緩めるべきか?

うまく内需型の経済に移行できれば良いのですが、製造業を中心とした雇用の悪化が問題となり、それに関連した企業にも悪影響が及びそうです。この情勢で、消費の意欲を伸ばせと言われたところで、それは難しいと思います。

いろいろと批判があるようですが、定額給付は良い政策だと思います。それに踏み切ることができないところが、日本の困ったところだと思います。産業構造を根本から変えるという決意ができないところが問題だと思います。

従来型の輸出経済の延命のために、個人の収入や消費が犠牲にならざるを得ない仕組みを続けようとしているように思います。それでは、じり貧です。
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by gskay | 2008-12-10 17:26 | いろいろ