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受け入れ住宅
2200戸が確保されているといいます。

今後、どれだけ大きな事件に発展するのでしょうか?

きびきび働く木村建設だけあって、あっと言う間に消滅しました。(敵ながら)見事だと思います。

ああでもない、こうでもないと考えています。自分の身の周りのことしか考えずに、イーホームズに怒りをぶつけたのは、きっと、自分自身が不安だからなのだと再発見しました。

不安は、今後の経済的なこともありますが、次の場所に移動しても、また同じ事態になるのではないかという不安が一番大きいような気がします。

自分が、プロとして精一杯やっているつもりだったので、他人もそうだと勝手に思っていました。お人好しです。でも、こんなことで、人間不信になってしまう程は、愚かではないつもりです。

経済的なことについては、家内がしっかりものなので、大丈夫です。このマンションは、身の丈にあった選択をしたつもりだったので、破綻はまず考える必要がない恵まれた境遇にあります。

グズグズしているのは、部屋に対する愛着かもしれません。たった3ヶ月ですが。

石膏ボードに自分で穴をあけてつけたタオルハンガーとか、自分でつけた照明とか。家内には内緒ですが、それぞれ、一回は、失敗していて、余計な穴があいています。

たくさんの方に心配を頂いていますが、できれば、このマンションでは、自力での建て替えのお手本になるようなプロジェクトとして実現したいと考えています。

いろいろ考えています。うちの住民のことですから、他の人も負けずに考えていると思います。百花繚乱という状態になるかもしれません。逆に、建て替え自体が潰れて、分解してしまうかも知れません。その時は、その時。後戻りはできません。

昨日、「引越しません宣言」を出してから、結構、つらい気持ちになりました。どこに行ったってだめなのではないかと思いはじめたからです。そして、よりによってイーホームズが、それを確信にかえてくれました。

イーホームズには、八つ当たりをしました。

そもそも、この事件は、誰も想定していないことだと、私自身が何度もここに書いて来ました。対策はないのです。対策を練ってから公表しろなどと、寝ぼけたことを言いました。

対策は、これから国や自治体と我々自身がゼロから作り上げなければならないものではありませんか!

やっぱり、引っ越します。

とりあえず、御上の指示通りに動きます。誰も、経験したことがないビンチです。抜け駆けはせず、次に続く人に安心があたえられるような行動をとって行きたいと思います。

高度な教育を受け、得難い経験をしてきました。収入もそれなりです。それを、このピンチを活かしたいと思います。

普段は怠け者ですが、地雷原では、先頭を歩くタイプを目指しています。
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by gskay | 2005-11-30 19:39 | 公的対応
建築確認の業務の実際と重みとのギャップ
残念ながら、問題のさらに深部を追求しても、私にとってプラスにはならないという感想です。

建築基準法の建築確認や検査が、そもそもデタラメにならざるを得ないという実態を、了解することができました。

その一方で、建築確認が無い限り着工もされなければ、完成もしないし、分譲もされないという重みがあります。加えて、「建築確認には誤りはない」という通念があり、建築に関連した様々な行為やシステムの前提になっていたと思います。

確認や検査のデタラメさという実態は、ひとたび発行されてしまった建築確認の重みや、「誤りはない」という通念や、システムの前提としての正しさを支えるには不十分だったということだと思います。しかも、それを放置していた。最悪なのは、「誤り」があった場合に、それに対処する方法がほとんどないということです。

ここに、いろいろな「思惑」が入り込む余地ができたのだと思います。

様々なコメントどうもありがとうございました。ここが弱いと言うポイントばかりに目が行っていて、「思惑」の方に向き合っていなかったと思います。

ミクロの部分にしか目が届いていませんでした。もっとマクロのものが「思惑」としてあるということを認めなくてはならないと思います。ミクロの部分にとらわれて、あやまった認識をしていたと思います。とはいえ、「思惑」に、法に触れるものがあるかどうかは、私が詮索することではないような気がします。(もっと、早くにこの脆弱なポイントに気付いていたら、私が、「思惑」の側になれたかも?)

今、イーホームズに、企業としての倫理感が高いと感じるどうかといわれれば、建築基準法の目的を達成していないばかりか、「思惑」のターゲットを作っていたという点で、評価することはできません。ただ、他の検査機関や、建築主事にも同じ評価をしています。

適法と確認されてから分譲に至るまでのプロセスしか知りませんでした。建築確認は、専門家の問題であると考えて、疑いを持ちませんでした。そして、それが、分譲された後に「違法」とされるという事態は、全く想定していませんでした。法令の方も、そうだったのではないでしょうか。

ホテルの方も従業員の方々がおられたりと、大変だと思います。ただ、ホテルの方が、まだましだと思います。大きな損失になると思いますが、オーナーや経営者の個人への影響は限定されると思われるからです。

しかし、分譲のマンションの場合は、切実です。

住処を失い、負債をかかえる多くの個人とその家族が生まれます。ローンがなくても、所有者としての責任があります。周辺住民の配慮など逃れることが出来ない責務があります。マンションに残れば、安全といえない場所に居続ける不安と闘わなくてはいけません。安全の確保のためにマンションを出るには、新たの負担を受入れ、これまでの蓄積を放棄しなくてはなりません。そして、うまくマンションを出たとしても、まだ、危険な建物の所有としての責務からは解放されません。

他の区分所有者との調整も難しそうです。うちのマンションは、比較的に良好だと思いますが、何をきっかけに破綻するかはわかりません。お互いに注意しながら解決をめざすしか無いと思います。

何より、建築基準法にのっとった「安全」なはずの他の建物の「安全」さえも、まやかしにすぎないということが衝撃です。おかげで、開き直ることができますが。
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by gskay | 2005-11-30 10:59 | 揺れる システム
偽造計算の動機/スケールの小さいせこい事件なのでは?
本人に聞いていないのでわかりません。しかし、多分、よりたくさんの注文をこなしたかっただけだと思います。

素人の想像です。

Qu/Ounという値でいえば、1.0を越えていなくてはならないとのこと。最初のデザインで1.5だったとする。コスト削減のためには、それをさらに下げるためにもう一度デザインする。それで1.2になったとする。でも、もう少し頑張れるかもしれないと思って、デザインしてみたら0.95でアウトだった。……というようなことを繰り返し、経済的な設計を行うのだと思います。

それぞれのデザインについて、きちんとデザインし、きちんと計算すると数百ページ。それを何回も繰り返し、ベストの値をみつけるのは、時間もかかるし、根気がいる。

しかも、経済設計の圧力は高まるばかり。1.0から離れると、注文主から怒られるし、下回ると違反。1.0なんて、簡単に実現できるもんじゃないと思います。

しかし、ここで、「1.03ですがどうです?」って、計算は適当に偽造して出したら、注文主は喜んだ。

何も、面倒な計算なんてしなくったって、怒られない結果をだせるじゃないか!偽造しちゃえばいい。しかも、難しいし膨大で、どうせ誰もわかりはしない。ばれなきゃ、平気。(というか、はじめは建築確認がでないと思ったけど、見落としてくれる検査機関をしっているんだよね)

偽造しちゃえば、時間もかからないから、たくさんの注文をこなせる。

仕事が速くて、希望通りの経済設計で、注文ザクザク。

っていうような、かなりスケールの小さい動機を想像しています。

殺人マンションの元の設計図は、こんな低レベルな理由で作られたような気がします。

その殺人マンションの設計図を、検査機関は、検査料をとっておきながら、ろくに検査をしないで合格させ、普通のマンションの設計図として確認してしまう。以後は、建築確認された設計図としてひとり歩きしてしまう。

本来、こういうインチキな設計図が出てこないように監視するのが、建築確認の目的ではなかったのですか?

定められた手順を踏んでいなかったそうです。検査は、高度で専門的な仕事ですからきちんとしていて欲しかった。細分化された専門家が共同で作業を分担しているわけです。それぞれの担当以外を検証するのはとても難しいことです。

現場で文句をいうのは無理です。構造のスペシャリストの計算により設計され、検査のスペシャリストが確認した設計図に、現場が文句をいうとは思えません。

たとえば、鉄筋が少なくても、「これで建築確認を通るなんて、達人の計算だ」と関心されてしまっていたのではないかと思います。

確かに、殺人マンションを企画したのはヒューザーです。そして売ったのもヒューザーです。ただし普通の適法のマンションとして。この適法性は、建築確認されたことが前提になっていたのではないでしょうか?

しかも、着工以後も検査においても、中止させることができたはずですが、イーホームズは注意を怠っています。そして完成し、分譲されてしまった。

殺人マンションが普通のマンションに化けてしまった部分は、イーホームズに責任があると思います。それを、ヒューザーが、「経済設計」として利用していたかもしれませんが、適法性を与えてしまったのは、イーホームズです。

殺人マンションの設計図は、突き返されるのが当然です。そうすることで、安全が保たれるのですから。百歩譲って1回くらいの見落としはあるかもしれません。しかし、これだけまとめてミスしてしまうのは、怠慢です。この作業さえしっかりしていれば、殺人マンションが、適法のマンションとして着工し、完成し、分譲されることはなかったはずです。当然、住宅ローンもなければ、引越も、新品のまま壊される設備もありませんでした。

全てが済んでから、あれは、調べてみたら違法でしたと言い出しても、もう遅い!それを言うのなら、建築確認の前に言って欲しかった。

イーホームズは、やるべき事をしていないし、払うべき注意も払っていません。そして、責任逃れをしている。だから許せません!(といっても、実際に可能な仕事ではないのかもしれませんが、)

結局、手間をおしむというせこい理由で犯罪的につくられた違法な設計図が、手間をおしむというせこい検査会社によって適法な設計図に化けてしまいました。その適法とされた設計を、以後は、いつもの適法なマンションとして、着工し、完成し、分譲が行われたというだけだと思います。

それに追い打ちをかけているのが、建築確認に誤りはないという前提の社会システムです。

建築確認に誤りがあるかもしれないという前提で、建築の仕事は行われているのですか?そうではなく、建築確認には誤りはないという前提があり、法令も、誤りを想定していないのではないですか?

このため、反省が無く、誤った建築確認が繰り返された。

建築確認には誤りはないという前提しかないので、誤りへの対応もない。だから、対応もできず、大騒ぎをしている。

検査機関が、誤った建築確認を出さないというなら、こんな事件はおきません。しかし、誤りはある。そして実際に起きた。

今回の事件では、他の検査機関も建築主事も似たり寄ったりだろうという諦めの機会を与えてくれました。建築への信頼を根本から揺るがすものですが、これが実態なのかもしれません。

損害の規模があまりに巨大です。そして、多くの人を巻き込んでいます。しかし、真相は、スケールの小さいせこい事件ではないかと思います。

それを、ヒューザーが利用したかどうかは、別の問題です。

裏があるのかもしれません。陰謀とか、巨大な詐欺とか、黒幕などと、想像をかき立てます。

しかし、私は、多くの人が期待しているような高尚なミステリーではなく、こんな低レベルな出来事が本質ではないかと思っています。

それを、利用するシステムがあったかどうかというのがポイントなのでしょう。そういうことが明らかになるものなのですかねぇ?

命を絶った人もいます。騒ぎの中で登場した小嶋社長のキャラクターもあまりにさえています。政治家も登場します。多くの人の想像力に訴える要素がそろっているのだろうと思います。

ただ、それが立証されても、自分の境遇には、関係ないかも?

誰が火をつけたのかという議論より、どう火を消すかというのが、私には大切な議論でした。先に進むために、こういう問題へのこだわりを捨てようと思います。
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by gskay | 2005-11-30 04:20 | 真相 構図 処分
イーホームズへの追及/想像力のないプロフェッショナル
国会では、イーホームズについては、検査ミスと公表のふたつの面から追及されているという印象を受けました。検査ミスについては、私たちにとって切実な問題です。

もし、あのようなデタラメな建築確認がなければ、こんなややこしい問題に巻き込まれることはなかったと思います。あの建築確認がなければ、着工もなかったし、完成もなかったし、分譲もなかったはずです。完成までにさらに検査を行っていて、そこでも、ストップがかけられたはずです。

特に、「分譲」が前提の建物については、一旦、「分譲」が行われてしまうと、被害は極端に大きくなります。一つの企業が、損金として計上するのとは、訳がちがう。

彼は、その辺が全然、わかっていないと思いました。

確かに、難しい仕事なのかもしれません。しかし、専門家の中の専門家としての役割を自覚して引き受けた仕事ではなかったのかと思います。できないなら、最初からできないと言えばよかったと思います。あるいは、仕事の質が保てないなら、撤退すべきだったと思います。でも、会社は、成長していたというではありませんか。

プロの風上にもおけないと思いました。もし、彼が言うように、しっかりとした検査は、もともと不可能であるなら、我が国の建築確認を前提とした建築行政は瓦解してしまうと思います。建築確認には間違いがないというのが前提であったのですから。この国に建っている全ての建物の安全性を否定する発言を彼はしてしまったのです。

私自身は、いわゆる専門職(プロフェッショナル)な仕事をし、さらに細分化された専門家として働いています。常に限界については、あらかじめ説明するようにしています。仕事の上で、お互いの納得が必要だからです。不完全である可能性について了解を取らなくてはいけないからです。

しかし、彼の仕事は、法に定められた手続きに関するものでした。納得とか了解というようなものでなく、当然、法に定められた通りの仕事をしているものだと、誰もが思います。彼の会社が出した書類は、建築基準法に違反していない事を、公に確認したことを証明する書類だったはずです。決して、「ちょっと変だけど、合格」というようなことが許されないはずの。

彼の会社が正しく書類を出すか否かが、その後の、着工、完成、分譲という流れの始まりのスイッチだったのです。彼の会社は、設計をやり直させることでできたはずです。彼の会社は、着工を止めることができたはずです。彼の会社は、完成させないことができたはずです。

それが、彼の会社の仕事だったはずです。

でも、結局、そのどれもせずに、「分譲」にまで進み、忘れたころに、建築基準法違反で、建物は解体されようとしています。私は、その解体されようとしている建物の一室を分譲され、そこに、様々な設備を設置してしまいました。それも一緒に消滅します。

そして、彼のデタラメな仕事さえなければ、背負う事がなかったであろう負債だけが残りました。

正直に言って、小嶋社長の方は、素人のオヤジにすぎないので、専門家としての能力は、全然期待していませんでした。売り主のヒューザーの経営者として、瑕疵担保責任に対し誠実であろうと努力していることに共鳴しました。最後は、万策尽きて、破れかぶれの様子ですが。

しかし、イーホームズの彼は、自分が破壊してしまったものが、どれだけ大きいか、全然、理解できていないと思いました。どれだけの家族を火の車にしてしまったことか。彼は、こんな風に火の車に誰もならないことを確認するのを仕事にしていたのではなかったのですか?

想像力のないプロフェッショナル。想像力のない経営者。そんな彼が、建築確認という権限を持っていたなんて。

この一連の事件の当事者の一人として、今までは、困っていただけですが、今日は、怒りました。

小嶋社長については、だめだなあと思って残念に思うことはあっても、こんな怒りを感じることはありませんでした。姉歯建築士は、悪魔のささやきに負けた愚かな男だとしか思いません。自分の愚かな行為は、建築確認がおりないということで、形になることはないと思っていたというではありませんか。

昨日の、小嶋社長の説明会は、絶望的な展望を予感させる内容で、多くの人を悲しませませした。会場で、すでに涙をこぼす姿をみました。小嶋社長は、売り主として、「過失はない」と訴えながらも、ひたすら謝っていました。ほとんど実現不可能な提案をひねりだし、なんとかしようと努力しています。

しかし、イーホームズは、公表のプロセスなどという、建物が建ってしまったこととは関係ない事を、さも重要なことのように訴える。公表の仕方で、既に建っている建物が、きれいに整理されることはありません。しかも、何の対策もないままに、ただ、情報を垂れ流すだけでは、不安をあおるだけになります。

対策なしに公表することは、私たちを絶望させる行為です。その絶望を何とか防ごうと小嶋社長はしていたような気がします。

夢をみながら倒壊する建物の下敷きになることと、知らされてしまったばかりに、絶望と不安を抱えながら倒壊する建物の下敷きになるのでは、どちらがいいでしょうか?

避難するチャンスを与えるためというのは、デタラメです。なぜなら、引越は、なかなか進んでいないではありませんか!

小嶋社長も公表に関し、打算があったことは明らかです。しかし、無責任にいちはやく公表することが、正義であろうはずがありません。然るべき調査をし、しかるべき対策を練ってからでも遅くはなかったのではないでしょうか。

もし、対策が練られてさえいれば、「公表された物件では、すでに対応がはじまっています」という報道になったと思います。慌ただしいが、無用な不安や絶望を味わう人が少なくて済んだと思います。

まず、プロとしてやるべきことをしなかった。
つぎに、対策を練りもせず、無責任に情報を垂れ流しにして、我々を、不安におとしいれようとした。

社会的責任をはたしていないのは、この人だと思います。

犯罪に手を染めたおろかな建築士。能力をこえた事態に手をこまねく経営者。そのどちらも、社会的責任をはたすことをしなかった人が生んだものです。

そして、1000人をこえる人を、火の車にしてしまいました。命にかかわる不安付きで。

巷で、「意外にも冷静」と言われているこのブログですが、イーホームズには冷静ではいられません。被害者としても、社会を支えていると言う自負を持つプロフェッショナルの一員としても。
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by gskay | 2005-11-29 20:56 | 真相 構図 処分
ちょっと、救われます。
住民としては、はじめて救われるコメントを聞いたような気がします。

流れが変わるのかもしれない予感がします。


Excite 倒壊恐れのホテルなど視察 耐震偽造問題で国交委

耐震強度偽造問題で、衆院国土交通委員会は29日、姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)の姉歯秀次一級建築士が構造計算書を偽造し、地震で倒壊の恐れが指摘されているマンションなどの現場視察をした。

 林幹雄委員長らは午前8時45分ごろ、ヒューザー(東京都千代田区)が建築主で、指定確認検査機関イーホームズ(新宿区)が建築確認した千葉県船橋市のマンション「セントレジアス船橋」に到着。国交省、船橋市の担当者らから問題発覚から工事中止に至る経緯の説明を受け、約20分間建物内を回った。

 林委員長は「内部も外部も見た目には立派でどこに問題があるのか分からない。救済措置をどう取れるのかなど、午後からの質疑で議論を詰め一刻も早く対応したい」と感想を語った。

 工事の担当者は「設計者に『鉄筋が少ないのでは』と指摘すると、『姉歯氏はこれが売りだから』と言われた」と説明したという。

 その後、営業休止中のホテル「京王プレッソイン茅場町」(東京都中央区)も視察。

 国交委は29日午後、関係者を参考人として招き、偽造が見逃された事情などを質疑。ヒューザーの小嶋進社長や木村建設(熊本県八代市)の木村盛好社長ら6人が出席、姉歯建築士は「精神的不安定」を理由に欠席を伝えた。〔共同〕


報道番組での、調子に乗りすぎた企画の後の、冷静なコメントだと感謝します。

でも、そろそろ、普通の人の関心で理解できる対象ではなくなりつつあるような気がします。

ヒューザー以外にも問題が波及し、そこに埋もれつつあるように思います。注目されなくなっていますが、これが、いい方に転ぶのか、悪い方に転ぶのかわかりません。

悪い方にころんで、放ったらかしになったりするのは、困ります。過剰な取り上げ方で、誤解を招くのもいやですが。

(追記 2007.1.13) リンク切れのようです。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20051129NN000Y31029112005.html も同じコメントを扱っていたと思われるので、本文を探し引用しました。 http://blog.livedoor.jp/huser/archives/50203429.html を参照して、復元引用しています。
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by gskay | 2005-11-29 11:33 | メディアの狂騒
ヒューザー物件から引っ越しません宣言
当初、行政からの指示があれば、従うという方針でしたが、やめます。

ヒューザーとの関係が最終局面に至り、一応、一晩は考えた結果です。

私たちの安全確保を理由に退去勧告や使用禁止など指示がでるということですが、その指示には従いません。

なぜなら、「既存不適格」のマンションもあり、「施工段階の欠陥」マンションもあり、この国には、「危険」なマンションがあふれています。その中で、私たちが、本当に「一番危険」で、直ちに退去しなくてはいけないのかはっきりしていないからです。

他に、危険なマンションがあるなら、そちらにも、同じ対応をして欲しいと思います。
(道連れにしようという魂胆?、いいえ、表向きは、等しく安全を享受するためです)

次に、転居するにしても、「安全」な建物に転居しなくてはなりません。しかし、それは不可能です。

なぜなら、今回、建築基準法の建築確認をはじめとする手続きが、正しく行われていないことが明らかになりました。転居先が「安全」であるという保証は、ありません。

指示を出す特定庁の建築確認をはじめとする手続きさえ、信頼性が乏しいと言う事態が、すでに報道されています。そのような状況で、「安全」を信じることはできません。

少なくとも、すでに、合法的に建てられた「違法」建築マンションを、買ってしまった私たちは、そんな手続きの妥当性を信頼することはできません。

さらに、私たちが転居したところで、私たちの所有するマンションが、安全になるわけではありません。あいかわらず、存在し続け、近隣の迷惑な存在で有り続けます。われわれだけを、「安全」にしても問題は解決しません。(その安全自体が、まやかしですが)

おそらく、解体の方向で進むことになると思います。解体ギリギリまで居住しても、近隣への危険は増やす事にはなりません。逆に、私たちが転居しても、近隣が安全になる訳でもありません。従って、解体ギリギリまで居住したいと思います。しかし、解体の目処はたっていません。

まとめると、転居によって、自分自身の安全を確保できるという根拠が見当たりません。そして、自分が転居したからといって、周囲への迷惑を軽減する事はできません。

ということで、「ヒューザー物件から引っ越しません」と宣言します。

これまで、引っ越さなくてはと思っていたのは、ヒューザーの瑕疵担保責任の範囲で、建て替えを前提に仮住居へ転居と言う考えでしたが、それが崩れたので、引っ越す気がなくなりました。

早い話が、今までは、自分の懐が痛まないから、どうでも良かったのです。しかし、これからは違います。

納得できる条件をめざします。(つまり、条件がよければ、転びます……)

法令違反と咎められるかもしれませんが、今までで、はじめて御上にたてつきます。

(身の上話をすると、御上の禄を食んでいます。今は、公務員ではないけれど。これまで、ひとが好まない仕事にも従事してきました。それなのに、この仕打ちなら、覚悟を決めます)
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by gskay | 2005-11-29 08:49 | 揺れる システム
ヒューザーが生き残る可能性
ヒューザーが生き残るためには、法の不備による被害者であるということを、立法府が認める必要があると思います。法令がない以上、行政的には、どんなに議員に仲介してもらって交渉しても無駄であると思われます。

現在、急速に資金繰りが悪化し、さらに、偽造物件が増えてしまった以上、悠長なことは言っていられなくなりました。

もはや、住民は、マンションの自主的建て替えか、泣き寝入りという方向に流れが進んでいるので、あまり、気にする必要はないでしょう。住民は、おそらく、ヒューザーとは、別の方向性を模索し、ヒューザーが生き残り、立ち直った時点で、改めて瑕疵担保責任や損害賠償を請求することになると思います。

もし、資金が多少でもあるなら、それを瑕疵担保責任の履行のために使うのではなく、国家賠償や、イーホームズ、設計事務所に対する賠償請求の元手に使うべきだと思います。

ヒューザーが、無い袖は振れないのは承知済みです。でも、ヒューザーには、生き残ってもらわねばなりません。瑕疵担保責任の請求の相手が消えてもらっては困るからです。

住民とヒューザーの利害は、もともと反対方向に向いているので、早期の建て替えの実現がなくなった今、誰も協力する筋合いはないと思います。また、ここで、買い取り請求をして、ややこしくなるより、自主的な建て替えを目指すことや、泣き寝入りを決め込むことが、さしあたっての方針ではないでしょうか。

万が一、ヒューザーに建て替えの援助が出た場合は、また一緒にやることができるかもしれません。しかし、それは、わかりません。

明らかな法令の不備による被害であるので、何らかの対応はありそうです。それは、立法府での議論を待たなくてはならないと思います。

おそらく、法令があれば、国土交通省は、さっさと行動してくれたと思います。しかし、法令がないため、迷走しているのだと思われます。

さてさて、どうなることやら。これで、ヒューザーの心配どころではなくなりました。でも、将来の補償を考えると、ヒューザーに生き残ってもらうと助かるなぁ。
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by gskay | 2005-11-29 00:49 | 損害と回復
(多分、最後の)ヒューザーからの説明
社長出席で、106%の「買い戻し」案の説明がありました。

当然、考慮に値しませんでした。どうやら、ファンドやREITに所有権を売って生き残ろうというアイディアだったようです。ここで、住民と売り主の間に越えられない溝ができました。

彼によれば、生き残って、国家賠償なので裁判で勝てば、さらに補償も可能という事でしたが、残念ながら、万策尽きたということのようです。

まだ、国土交通省からよい返事ももらっていないし、どうにもならないということのようでした。

さらに、追い打ちです。

平成11年竣工の、姉歯ー木村物件がアウトであったことが判明。これで、被害物件数は、3倍になることが確定したようなものです。

買い戻しの資金の見通しの説明がありましたが、困難でしょう。

手付けも、6%から3%に引き下げられました。

さすがに、いつも冷静な人たちが声を荒げました。

ヒューザーには、具体的なプランはありませんでした。

でも、仕方がないことです。はじめから期待はしていませんでした。

「建築確認には誤りがない」という前提が、事実上崩壊しました。現在のシステムは、その崩壊した前提で成り立っています。そのシステムの範囲内で処理する限り、どうにもならない問題であるというのは、わかっていました。

週末から、覚悟はできていました。

小嶋さん、ごくろうさまでした。いろいろ参考になるアイディアが提供されているので、その方針で進みたいと思います。

さて、どうしようかな。とりあえず、退去が指示されたら、自費で引っ越さなくてはならなくなりました。

おそらく、ヒューザーという会社からの最後の説明会だったと思います。

今後は、住民の管理組合で、いかに対処していくかという問題になります。建て替えが可能であるかどうかが、検討されると思います。その前に、まず、役員は、マスコミ対応です。

今後、法整備がはじまることと思います。ヒューザーの破綻に間に合うかどうかわかりません。
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by gskay | 2005-11-28 22:53 | 損害と回復
ヒューザー倒産宣言?
もし、ここで、ヒューザーが倒産したものの、ヒューザーがシロだったら、どうなるのでしょうか?

瑕疵担保責任の範囲で、いろいろと工夫をして、生き残りをはかっているようですが、世の中は冷たいようです。

生き残りをはかった後に、詮議したのでは、ダメですか?

ヒューザー自体も法律の不備の被害者という現実を直視せず、施工不良の欠陥マンションの会社と同じ扱いをしようという力が働いているように思います。

ひとたび、ヒューザーが倒産すれば、問題は、

     不適当な公的な手続きが原因の「不良債権」問題

になると思われます。

今までは、

     合法的な手続きによって建てられた「違法」建築マンション

の問題でしたが、展開が変わります。

うー、どうやら、巻き込まれたらしい。
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by gskay | 2005-11-28 08:55 | 損害と回復
本当に氷山の一角だったとは
ヒューザー無関係物件の「偽造」が次々と明らかになっているようで、私たちは、その中に埋もれてしまいそうです。

ヒューザー悪玉説は、ヒューザー物件に住んでいるヒューザー社員や役員がいることや、偽造が当初の物件に限定されず、全国の無関係の物件に及んでいることから、考えにくくなっています。単独の犯行と言うことで決着しそうな予感がします。

そして、設計会社と検査会社が責めをおうことになると思います。関係した設計事務所の代表が自ら命を絶たれたそうです。責めをおうべき立場ということを、よく認識されておられ、苦しんだのだと思います。

状況として、ややこしいのは、施工の木村建設の存在です。この会社は、設計にも、施工にも関与していました。この会社が、どのように悪かったのか、混乱してしまいますが、問題は、施工部門ではなく、設計部門です。

そうした責任関係は、時をおかず明らかになるでしょう。

しかし、それでは、解決しないんです!!

悪者探しは終わり、これから、事件は後始末に入ります。

施工の欠陥であれば、売り主であるヒューザーが追求すべき相手は、明確です。しかし、今回は、建築確認の問題。設計図を作った人とそれを「確認」した人が問題です。そして、「確認」を根拠に作られた建物の、「確認」取り消しの手続きの問題です。ホテルなら、少しは単純かもしれませんが、マンションは、権利関係が複雑で、取り壊すだけでもひと苦労になります。

ホテルのケースとマンションのケースを同じに扱うべきか、それとも、別個に扱うべきかわかりません。しかし、分譲マンションの場合、権利が細切れになってしまっているので、より厄介だと思います。また、投資用のマンションと、住宅用のマンションでもその扱いは異なって来るのかもしれません。

どのように対処するべきかは、法令に明記されておらず、現実問題として、切迫した問題になっています。従来からの法令の解釈で何とかなるなら、その方向で進めてほしいと思います。しかし、新しい法令を作らざるを得ないというなら、躊躇して欲しくありません。

行政や法務のテクニックで解決できると期待はしていません。

こんな時こそ、政治家が必要です。

「確認」問題には、この「偽造」以外にも、故意ではない単純なミスもありそうです。それも見逃されているような気がします。それに対する対策としても考えておいたほうがいいと思います。今時、だれも、御上が無謬などとは思っていません。対策をしておかないのは、不作為です。

建築業界の足を引っ張る具体的な影響が出る前に、そして、金融が調子がいいうちに、さっさと解決しないと、一層、面倒なことになると思います。

四六時中、ヒューザーの心配をしてしまいます。早く、小嶋社長に煩わされない日が来て欲しいと思います。
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by gskay | 2005-11-28 03:20 | 真相 構図 処分