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これまでのまとめ/退去勧告以降
12月6日
公的支援:国のスキームが発表される。解体と建て替えにあたり土地代だけで買い取るという方針と、「支援」と「賠償」のすり替えという2点に反発する。そもそも、公的資金の投入に疑問を持ち、民民での解決か、自主建て替えをめざす立場であったが、コメント欄では、公的資金投入促進のブログと見なされ、異様な盛り上がりをみせる。エントリ本文とコメントは関係ない現象が続く。

土地代だけでの買い取りについては、公的に出した建築確認を公的に取り消すことにより私有財産の価値を消滅させる仕組みの問題点と、ひとつの主体が多くの立場をかねることによる恣意的な運用の危険性を訴える。しかし、そんなことはコメント欄では相手にされず、「税金投入反対」と住民バッシングに終始。

その後、建築確認の責任についての議論が、かなり高度に行われた。ここでも、基本的には支援としての公的資金の投入に疑問であるという立場で書いていたつもりであったが、コメントの多くは、それを理解してはくれなかった。

12月13日頃
友達を宿泊させたことを書いたら、コメントで叱られる。コメントされる「耐震基準」や「安全性」の意味が、区や建築関係の人から聞いた話と違うと思う。検査を全棟に徹底的に行って危ない方から対応すべきではないかと意見したり、もっと危ない放置された物件のことを話題にすると、コメント欄が変にヒートアップする。そこが、自治体毎の方針の違いを理解する鍵だと思っていたが、そっちの話題に響く人はほとんどいない。

その中で、コメントから、「ゼロリスク探求症候群」という言葉を習う。自分の本業にかかわる内容だったので、とても興味深く学ぶ。「安全」の観念についてのすれ違いの背景を理解する。さらに、誹謗中傷は、理不尽なものであるから、理性では処理できないと言うことをTBから知る。

12月17日以降
取材についての不満を時々述べる。と同時に、報道の内容についても疑問を述べる。用語の使用が変ではないかと思うようなケースに気付くようになる。

報道の中では、NHKスペシャルで、具体的な検証が行われていて、流布している誤解が打破されたと思ったが、そのNHKスペシャルのインパクトはあまりなかったのか、数日でコメント欄は元通り。今も、基調は変わっていない。

12月20日以降
強制捜査と同じ日に、区からの説明があり、内容を理解する。今後、民民の対応はできないものと最終的にあきらめる。公的資金投入反対という立場は、ここで放棄。瑕疵担保責任等が曖昧になったり、うやむやになるのを恐れる。売り主の瑕疵担保責任の枠組みという民民の対応がいいのではないかと考えていたが、その枠組みが使えない物件が出てきたことも国のスキームが出た問題意識であったのかと思う。

12月28日
転居先が内定する。へ理屈は、おしまい。今後、しばらく、そんな暇はない。自分の体を動かす段階に入る。

その他、時々、いきさつを書いては、叱られたり、馬鹿にされたり。(かなり、反省して勉強したけど)

どうやら、ここは、白状すると、叩かれるらしい。

また、眼についた面白い現象も書く。これは、一部にうけている様子。

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このブログのあり方を心配して下さった方々、励まして下さった方々、本当にありがとうございました。

意見はあわなかったけれど、問題意識を共有してくれた方々にも感謝しています。

事件の発端や思惑、売り主との民事上の関係、行政制度の不備、法令が想定していない事態への公的対応、マンションの適正なあり方、売り主の都合ばかりで買い手に機会が開かれていない保証制度、などなど、様々な問題があることを知りました。それにも増して、報道とか金融とか、あまり問題の表面に上がらない部分の力の凄まじさを思い知らされました。

私が、報道に振り回されているというコメントは、ご指摘の通り!今は、ここに一番、悩んでいるかも。

コメントへのコメントがないと怒るコメントがチラホラ。すでに書いたことと重複することはなるべく書きたくありません。書き方が悪くて変な誤解を与えているような場合や、コメントから生まれた新しいトピックにはなるべくコメントするように努力して来たつもりです。

ところで、ほとんどのコメントがエントリの本文の最初の数行にしか反応していないのは、残念です。特に、その数行の内容を、結論でひっくり返えしているような展開は、全く理解してもらえないということを学びました。言いたい事を伝えられないのは、力不足。スタイルを変更する必要があると思います。でも、書きなぐりに近いブログであるから、なかなか、改善は難しいかも。ネット用の文章力が必要であると思っています。

憤り さん、冷静なコメントをありがとうございました。状況がまとまったと思います。私は、クヨクヨはやめにして、さらに先を目指すことにします。

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さて、このブログの方針を変更します。これまでのコメント欄をなくします。ログインユーザー専用にしました。

トラックバックは、これまで通りです。

エントリ本文という表紙がついたスレッドの役割は減少したと思います。コメントも減少しています。私にとっても、議論の段階は過ぎ、行動の段階に入りました。

ありがたいコメントも多数有るので、このまま残したいところです。

しかし、トラックバックやログインユーザーコメントに、連携と言う積極的なメリットがあることを知りました。それを最大限に活用したいと模索しているところです。どうか、ご協力をお願いいたします。

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よいお年を! 新年も、どうかよろしくお願いいたします。
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by gskay | 2005-12-31 16:10 | 反省とまとめ
転居先の下見
本来、年末年始の休みのはずなのに、URの案内所が開かれ、下見の便宜をはかって頂きました。さすがに、万全の受入れ体制とはいかなかったようです。そもそも、一度にこんな数の下見が押し寄せる事は想定していないのかもしれません。「よくわからないんですが……」というスタッフの方もおられました。きっと動員された方なのだろうと思います。あらためて、今回の事態の影響の広がりを知るとともに、退去の体制の規模の大きさを感じました。

下見した転居予定の部屋は、築15年になろうという部屋で、設備等は、実家の公団住宅と、今の部屋の中間くらいのものでした。ヒューザーのマンションは、一時代古い設備しか備えていないと言われていますが、この15年で、随分進化しているものだと思いました。一部は、今の部屋のようだし、一部は、実家のようなつくりで、親しみを感じました。多少の不具合もあるようですが、これは、URと相談して解決できそうです。

狭くなるだけでなく、すでに設備が備わっているものがあり、今の部屋の設備の多くが不要になることがわかりました。エアコンは備え付けられていて、今のマンションのものを運ぶ必要は、全くありません。照明は、いくつか余ることがわかりました。

今の部屋では、大型の冷蔵庫を使っていますが、転居先は、そのような冷蔵庫は想定されていないようでした。リビングにはみ出るので、見栄えはよくありませんが、この冷蔵庫は使い続けようと思います。

大きいテレビは、もともとほとんど見ていなかったので、連れていかないことにします。無理なく置けるとは思いますが、ゴテゴテとはさせたくないと思います。

システムキッチンや床暖房といった設備が無駄になるのが、あらためて残念に思われました。そういう部分が、大きな差になっていると感じました。

手放さなければいけないものがある一方、いろいろと新しく揃えなくてはいけないものも明らかになりました。手放すものの処分と、新しく必要なものの手配を、年末年始の間に考えることにしました。

URの人にいくつか質問をして下見を終えました。同じ質問を何度もされるそうです。どの住民も同じようなことを考えているのだなあと思いました。かなり、発想や生活スタイルに共通なものがあったのだと再認識しました。と同時に、まとめて質問すれば、一回ですむのにと思いました。
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by gskay | 2005-12-30 23:29 | 仮住まい
転居先
御用納めの日に、転居先の内定の通知を区より受け取りました。

区のリストを元に、住民同士での調整がありました。担当の理事に呼ばれ、どの部屋がいいかと聞かれました。約10日前のことです。どういう順番で呼ばれたのかわかりませんが、早い方だったと思います。連絡がついた順番ではないかと思っています。

広さは、マチマチでした。うちは、荷物も少ないし、使っていない部屋がある位ですから、どこでもいいと思っていました。「最後に空いているところでいいのですが……」というと、「そういうのが一番困る」といわれました。

そりゃそうだ。いつまでも決まらなくなってしまう。

そこで、リストを1時間借り、いろいろな人たちの意見を聞いて決めました。

前回の区の説明会の後、区による個別のヒアリングがあり、もう一度転居先についての確認がありました。

うちは、用意された中で、一番狭いカテゴリの部屋を申し込みました。家族も少なく、家財も少なく、広い部屋にこだわらなくていいからです。後から訊かれて、広い部屋しか残っていなかったら、広い部屋もよかったと思いますが、早い順番で訊かれた以上、身軽な私たちに期待されているのは、そういうことだろうと思って申し込みました。

引越前の下見は、年明けになるという話でした。しかし、「年末年始も」という国の方針が出されたためか、御用納めが済んでいるにもかかわらず、下見ができることになりました。

下見で、持って行けないものがはっきりすると思います。家具、電化製品などで不要になるものを引き取って使ってくれる人を、正月中に親類や友達から見つけることになると思います。

私は出席できませんでしたが住民集会があり、引越の業者が決まったそうです。日程の調整をし、年明けから、本格的な退去に入るそうです。
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by gskay | 2005-12-29 15:19 | 仮住まい
誤解
職場で大掃除をしました。その時、昨年夏の古新聞が出て来ました。たまたま、近所のマンションの広告がたくさん載っていました。

しみじみ眺めてみて、うーん、「安物買いの銭失い」とコメントされるのは、やっぱり、納得いかない。これまで、相場を考えろ!というお叱りの言葉を多数頂戴していますが、当時の近所の相場と矛盾がないんだけど……。

そういえば、確か、国のスキームが出たころでした。社会的地位の高い、人を導く立場の人から、「3000万円で100平米なんて、ありえない。安物買いの銭失いなんだから、土地だけでも国に買い上げてもらえるだけでありがたいと思え!」と、頭ごなしに。

反論する気力は、わきませんでした。へこんでいた時期でもあるし。ただ、そもそも3000万円じゃないんですが……。妙に、肩身がせまい思いをしていましたが、その人は、別の機会にうちの値段を知ってしまったそうです。そして、先日報道された浮いた鉄筋とコンクリートの値段も。今は、同情されています。同時に、国の責任の意味も、ご自分で考えてみたそうです。最近は、話が合います。(意見まではあいません)

その時、怖いと思ったのは、知性があると評価される立場の人が、目の前の人の話に耳をかたむける前に、画面や誌面の中のメッセージを鵜呑みにし、むき出しの攻撃性を示してきたこと。

何が、そうさせるのだろうと疑問に思いました。ひょっとして、あやつられている?

普段の私なら、他人事だったと思うので、私に比べれば、他人や社会の事を考えている点で、はるかに立派な人だと思います。しかし、いい人である分、操縦されやすいのかと思いました。そういう人が、人を導いています。世の中を操縦するのは、その術を身につけさえすれば、簡単なのかもしれないと思いました。

と同時に、きっと、自分も気付かぬうちにいろいろあやつられているのだろうと改めて思いました。

追記
「建て直しまでのタイムラグ」のエントリのコメントで、「2年」についての解釈ですが、これは、工期を短縮しろという「黒幕」のような発想ではありません。ダラダラと仮住まいに居座るようなマネは許さないという知事の発想にそって発言したつもりでした。

誤解されやすい表現で申し訳有りません。

また、金融の責任については、他に、様々なブログで議論されています。TBも頂いています。参考になります。でも、今更、元に戻すことは出来ません。責任問題と言う過去の清算より、未来を築くために金融を使った方がいいと思っています。

最後に、「ストレートに物を話せ」というコメントは、実に耳が痛い。しかし、デリケートな立場なので、無理です。今後も、ほどほどに、曖昧に、小出しにするのが、身のためによろしかろうと心得ています。はじめのころより、わかりにくくなったというご指摘もごもっともです。事態が進行し、複雑になってきています。
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by gskay | 2005-12-28 18:57 | 真相 構図 処分
退去見通しなし?
年末年始で、展開が一時休止に入ります。

区の方針が示された12月初めの時点で、区の住宅では足りないため、区がURに移転先の確保を交渉することになりました。その交渉には2週間かかるという見通しが示されました。

その後に国スキームが示され、多少の混乱がありました。しかし、区とURで確保された住宅のリストは予定通りに作られました。そのリストにそって、転居に関連した手続きは始まっています。

すでに、提示されたリストにそって仮住まいの割当が終っています。個別に細かい要望があるかもしれませんが、割当の大枠は済んでいるように思われます。

現在、引越の業者の確保の段階にまで進んでいます。ただし、年末年始の休暇が終わるまでは、大きな進展はないと思われます。

ところが、それが報道になると、


147戸が退去見通しなし 対象入居者の約半分


何も決まっていないかのように報道されていますが、間違いです。確かに、細かい退去日程は決まっていませんが、移転先が確保されていないということはありません。

年越しにからめているのだと思いますが、これもステレオタイプで大げさな報道になっているような気がします。
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by gskay | 2005-12-28 14:36 | 仮住まい
建て直しまでのタイムラグ
退去、解体の次には、建て直しです。2年はかかるとされています。これをいかに短縮するかが、負担を軽減することに役立つと思います。

ところで、この2年間は、お金が宙ぶらりんになる期間でもあります。あらためて金融の出番ということになるのではないかと思います。

金融の仕組みについては、チンプンカンプンです。信用を創ることと、決済手段を提供することで、付加価値が生じる仕組みらしいということを、少しづつ理解して来ました。また、時間のズレが、どうやら利益にからむらしいということも、何となくわかって来ました。しかし、具体的にどうしたらいいのかは、難問のままです。

問題の解決には、金融が重要であると当初から考えていました。

最初は、誤った建築確認から始まる諸々の関係をうまくリセットするという解決法として、金融が関与する可能性をいろいろと考えました。

今は、単なるリセットではなく、タイムラグを活用した方法がないかと考えています。
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by gskay | 2005-12-27 13:18 | 損害と回復
実は、予定通り
何事も、物事が起きてから、その影響が出たり、対策をしたり、解決をしたりするまでには、時間がかかります。その間に、事態は変化したり、新しいことが明らかになったりと、ますます複雑になります。

事態が発覚していからの5週間は、とてもバタバタとしたものでした。これから1ヶ月も似たような状況が続くのではないかと覚悟しています。

会議室で方針を決めたりするだけでも時間がかかります。会議の準備も後始末も必要です。

方針が決まって、いよいよ、実際に、物や人が動くとなると、当然、ここにも時間がかかります。どんなに効率よくやっても限界はあります。

そういった時間の観念は、当事者でないとなかなかわからないものかもしれません。

普通の時より、かなりスピードをつけて物事を決め、実際の実行に移されようとしています。しかし、そこが、なかなか理解してはもらえないと残念に思います。特に、報道では、退去なんて魔法を使ったように一瞬でできるのではないかと勘違いしてるのではないかと思うことがあります。

どういう意図で報道しているのかまではわかりませんが、戸惑います。「大変な負担だ」ということがいいたいのかも知れませんし、「グズグズしている」といいたいのかもしれません。両方の立場があるようです。

どうやら、転居は年明け早々です。これは、よくみると、早い時期に区が提案してきたスケジュール通りです。区による住宅の確保も宣言通りでした。年末年始に、作業が停止するのも織り込み済みです。途中で、いろいろなノイズにかき回されましたが、具体的な行動は、収まるところに収まっているようです。
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by gskay | 2005-12-26 08:49 | 仮住まい
少し濃厚な人間関係
もともと、マンションの廊下やエレベーターで挨拶くらいはしていました。この事態に至ってから、頻繁に集会があるし、共通の話題があるためか、話が弾みます。

これまでも、街ですれちがう時や、近くのお店で、「もしかして、うちのマンションの人?」という位には認識できました。今は、「○○さんだ」と、はっきり認識できます。

街で、大きい声で呼びかけてくれる人もいます。少し恥ずかしい気もしますが、嬉しいものです。

今後、建て直しまでをともに乗り越えなければならない同志ですが、退去とともにバラバラになります。

ただ、バラバラになるといっても、区が手配してくれた仮住まいに多くの住民が移る予定です。ありがたいことに仮住まいは、このマンションからあまり遠くないURの同じマンションが中心です。転居後も、街や店で日常的に会う事になると思います。

これからも、この少し濃厚な人間関係を保っていけるような気がします。
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by gskay | 2005-12-25 22:46 | マンション暮らし
ヒューザーの実質的破綻と住民の破産申し立て
1ヶ月以上も、売るものがないのだから、破綻は当然です。ヒューザーマネージメントが会社名を変えたりしていると聞いていますが、仕事がないのだから仕方がないでしょう。その辺は、経営者が知恵を絞ればいいことだと思います。

契約の時は、ヒューザーは一つでした。途中で、ヒューザーマネージメントが分かれました。どういう意味があるのかよくわかりませんでしたが、当時は、事業拡大のためのテクニックなのだろうとしか思いませんでした。ヒューザーは、「広くて安い」で、ばく進中でしたから。

さて、発覚の時点はともかく、次々と物件が増えるにいたった段階から、ヒューザーを突き上げても得るものは少ないだろうと考えています。

ヒューザーの破産申し立てなど、住民が法的な行動を取り始めたという報道がありました。歓迎するムードがあるようですが、私は疑問です。あまり金銭的には有利な行動ではないだろうと考えています。ヒューザーの資産を保全しても、別の債権者に分けられるだけだと思います。瑕疵担保責任自体は、他の債権よりも弱いとされていますから。

意味があるとすれば、今後、国のスキームに沿って行動すると権利関係が複雑になるので、その前に行動しようということではないかと思います。今後、賠償を求めていくにしても、ヒューザーが瑕疵担保責任を果たすことができなかったという責任も含めて追及していけるようにする布石なのかと思います。

私は、いまや、国のスキームに沿って行動するすることにしたので、あまり気にはなりません。このスキームは、瑕疵担保責任がかかる物件であろうとなかろうとお構いなしというスキームです。「品確法」にかからない物件と一緒というのは、「品確法」制定の意義に反すると思うので不満ですが、ヒューザーが破綻した後には、どうせ同じことになるのだからと、納得しています。

今のところ、ヒューザーは破綻はしていませんが、その前に国のスキームに乗ってしまうことで、夢を見ることができます。ひょっとしたら、ヒューザーへの疑いは濡れ衣で、将来、復活することがあるのかも知れません。その時は、改めてがっぽりと請求させて頂くという餅を絵にかけるからです。自分が、法的な行動をとると、費用がかかるうえに、そのチャンスも失ってしまうと思います。勝手に破綻してくれた方が気が楽です。

これまで、国のスキームはおかしいとか、筋が通らないと訴え続けて来ましたが、個人的には、今の身の上は、退去という現実的な行動に集中できるので助かっています。退去し、生活を軌道にのせるのが第一の課題です。
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by gskay | 2005-12-24 17:57 | 損害と回復
使用禁止命令
使用禁止命令を出している自治体もあれば、出していない自治体もあります。

使用禁止命令を出す事で、退去を促進しようと言う考えがあると報道されています。しかし、うちの区の考えは違うようです。

早い時期に命令を発した自治体や、現在、命令を出すことを促していると報じられる国も、使用禁止命令で建物からの退去が促進できるという前提に立っているようです。

しかし、うちの区の場合、今のところ使用禁止命令を出していません。また、使用禁止命令で退去を促進できるとも考えていないようです。

退去の促進には、準備として、受け皿の確保が重要です。上の方が二転三転しているにもかかわらず、これは、予定通りに進みました。

期限について、「12月中旬」とか、「年内」とか、「年明け早々」とか、国の方針がいろいろと報道されてきましたが、現場では、そんなことには構わず、当初の予定通り、粛々と進んでいます。国が出したとされる期限は、何を根拠に、何を目指しているのか、当事者としてはわかりにくいと感じてきました。実情を無視していると思います。そもそも、報道されているのは、「退去」を、「避難」と混同しているような気がします。

さて、いよいよ、「退去」です。

いろいろと言われていますが、1日にこなせる退去の軒数には限界があります。階段やエレベーター、玄関の形状が退去の能力を決めてしまいます。また、幹事になる引越会社の能力も重要だと思います。その調整も進んできています。

第三者には遅々として進んでいないかのように見えるかもしれません。しかし、着実に退去の手順は進んでいます。居座りを決めこんでいる人や、いまだに抵抗をしている人を私は知りません。

そういうわけで、命令をふりかざしたところで、退去が促進されるということはないでしょう。早い時期に使用禁止命令を出している自治体の意図はともかく、今も、国は、退去促進のための使用禁止命令を出すよう促していると報道されています。この件については、ひょっとすると報道の勘違いがあるのではないかと疑っています。変な先入観で報道されているような気がします。建築のプロであるだけでなく、災害のプロでもある国土交通省の担当者が、本当にそんな混乱した発言を繰り返しているとは到底思えません。

ところで、今後、うちの区でも使用禁止命令を出すそうです。その命令は、空っぽになった建物に、誰かが入り込んで居座ったりしないようにするために出すそうです。ある程度、退去が進んだ段階で、誰かが不法に入り込むことを防ぐために命令が出されるとのことです。

せっかく空っぽにしても、誰かが使っていたら解体できません。誰かは、住民とは限りません。それを防ぐ命令ということです。
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by gskay | 2005-12-23 22:32 | メディアの狂騒