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「金融機関に質問状」という報道
耐震偽装の関係者を相手に損害賠償請求を検討していると伝えられています。訴訟の相手としては、金融機関も念頭にあるようです。しかし、引用した記事の内容は、金融機関に抵当権の末梢を求めているだけだと思います。
建物に設定された抵当権があると、除却ができないおそれがあります。除却を速やかに実施するための条件として、金融機関の対応が重要です。そのことが第一の課題なのだと思います。
住宅ローンについては、大抵、リコースローンで、建物があろうがなかろうが、返済に滞りがなければ金融機関にとっては問題ではありません。抵当権について、除却に不都合がない条件は見出せると思います。 しかし、記事中の「無条件での抵当権末梢」という部分がひっかかります。建物分のローンを無くせということなのかもしれません。視野に入っているという金融機関相手の訴訟は、これなのかもしれません。 リコースローンで借りている限り、担保を金融機関に出せば、ローンが消えるというものではありません。担保を処分しローンに充当しても足りない分は、ローンとして残り続けます。住宅ローンの抵当権は、ローン返済中の売買等を縛るだけの意味しかないとされています。 仮に、ノンリコースの仕組みに準じて、担保でローンが解消される処理をしてくれれば、借り手は助かります。契約における金融機関の役割の重大さを考えれば、そうした責任を求めるという心理も理解できないわけではありません。 こうした問題については、個別の経済状況に合わせて金融機関が前向きに対処してくれる方が現実的なのではないかと思います。損害がどこまで回復されるのかが不透明な段階であり、一律の対応を求める時期ではないような気がします。また、ローンを利用していない場合の不公平感も残るような気がします。 いずれにせよ、除却に不都合な抵当権についての問題をクリアするのが肝心なことだと思います。損害の回復に関する部分は、その次だと思います。東向島の住民の間での議論では整理されていても、報道されたり、公表されたりする段階で混乱した内容になってしまったものと想像します。
by gskay
| 2006-05-24 09:53
| 損害と回復
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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