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初の起工式報道
先頭をきっている川崎市の物件が、起工式に漕ぎ着けたとのこと。最短時間で建て替えを済ます事は、必要な出費を抑えることにつながります。その結果として、損失が最小限になる可能性があります。そこで、展開を早くし、時間の無駄を少なくするための配慮がなされてきたのではないかと思います。

asahi.com GS溝の口跡地で起工式 耐震偽装、建て替え支援で初



2006年12月20日13時00分
 耐震強度が不足し、独自の再建案をまとめた川崎市高津区の分譲マンション「グランドステージ(GS)溝の口」の跡地で20日、新マンションの起工式があった。国の建て替え支援対象になった11棟の中で、起工式は初めて。来年12月の完成を目指している。

 この日は川崎市からマンションの使用禁止命令が出されてちょうど1年。式は午前10時半から、敷地内に立てられたテントの中で始まった。住民や工事関係者ら35人が出席してくわ入れなどをし、約1年に及ぶ工事の安全などを祈願した。

 新マンションにはGS溝の口と同じ24世帯が入居する予定で、名称は「グランシャリオ溝の口」に決まったという。

 住民たちは記者会見を開き、旧グランドステージ溝の口管理組合の牧田健理事長(39)は「今日は新マンションの門出。新しいスタートにやっと立てた」と語った。

ここの事業は民間主体で、早くから公的な対応の枠組みからは離れた事業が目指されていたように思います。公的な関与は最小限のようです。最速で建て替えを実現するための工夫なのだと思います。

必要な出費を確定させた上で、今後、じっくり問題の責任追及をしていくという方針なのかもしれません。最初は建て替えに集中し、完成までのタイムラグを損害回復のための期間と考えているのではないかと想像します。合理的な方針だと思います。一つの理想型だと思います。
by gskay | 2006-12-20 21:35 | 建て直し