省庁横断
厚生労働大臣の構想は壮大です。
それにひきかえ、民主党の追及は表面的というか、まと外れだと思います。まと外れな追及は、耐震偽装からの一連のドタバタで知っているので、多少がっかりする程度。それほど期待はしていません。しかし、今回ばかりは、まと外れなばかりか、社会保険庁の側に立っているのではないかと思われます。 それでいいのでしょうか?
これは、さらに前進していて、
とのこと。 省庁の壁を越えようとしない官僚には、まかせておけないと言うことでしょう。 これは、厚生労働省や社会保険庁の官僚にとっては一大事です。国会の手が直接届かないように一般会計から外すことによって、自分たちの縄張りに囲いこんできた会計が、今後は、自由にならなくなる可能性があります。(もともとは、国会の手を煩わせるようなものではないから会計が別になっているものが、いつの間にか変質して、省庁の勝手にできる資金になってしまっていた) さらに、行政の裁量も自由に発揮できなくなる可能性があります。そして、その権威さえ否定されかねません。(というより、もともと、そんな権威はないはずなのだが……) これまでの、「関係閣僚会議」とは趣がことなり、省庁やその事業、会計、そして公務員の問題を扱うだけに、そのターゲットになった厚生労働省・社会保険庁は狼狽しているのかもしれません。 その対抗策でしょうか?
と、与党ではなく、民主党と連携を強めているようです。 また、
という報道ですが、そういう評価でいいのでしょうか? 官僚や行政組織の不始末について、耐震偽装では、民主党はうやむやにする方向を作ってしまいました。あの時は、そのような意図をもっていたのかどうかわかりません。 今回は、あの時とは違っていて、単にまと外れとは言いがたい背景があるようです。現場とは、相当、通じているようで……。 行政のあり方について高い理想を掲げる代表的な政治家である菅さんは、この件については、陣営を間違えているのかもしれません。また、この問題についての最終的な決着は、とっくの昔に小沢さんが描いたようなところに収まるのかもしれません。 それに引きかえ、この追及は……。 省庁を横断した対応をいかに回避するかという抗争が行われています。壮大で意義深い取り組みに対し、問題を矮小化した追及で対抗しようとしているように思えます。 私は、壮大な取り組みがしぼんでしまわないように期待しています。
by gskay
| 2007-10-10 12:24
| 政治と役所と業界
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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