「故意の偽装」?
先週の記事です。最大の人口を誇る市の責任者の発言が、あまりにインパクトが大きい表現であったためか、国会での発言もかすんでしまっているようです。しかも参院であるせいか、ここに言及する記事は少ないように思われます。
「故意」という部分にひっかかりますが、記事でも司法の場で決着するものとして報じられています。おそらく、立場を表明したにすぎないと思われます。
故意かどうかは別として、誤った書類で申請したのは、建築主自身であることには変わりません。そこにも責任があるということを主張しているのだと思います。 誤った書類を作ったことと、それによって申請したことと、誤っているのを見落としたこととは、それぞれ別のことです。強いて言えば、誤った書類を作った部分と、申請した部分は一体化して考えることができるのかもしれません。局長は、その立場から発言したものと思われます。 見落としの責任は、すでに起こされた訴訟がカバーするとしても、誤った書類が作られたことに関しては、別の追及が必要です。設計事務所を相手どって起こされるべきだと思います。ただ、それは、誤っていることに気付かず申請してしまった建築主の責任とのバランスを考えて追及されなくてはならないのかと思います。 誤った設計図が作られたことと、気付かずに申請したことと、建築確認で見落とされたことの三つから一つだけを追及して全てをカバーするのは、私も無理だと思っています。 ただ、仮に、建築確認機関や特定行政庁と、設計事務所、あるいはその下請けの構造設計者がグルだったら、話は大きく変わるとは思います。しかし、まさか、そんなことはないと思います。(思いたい……。ヒューザーがグルの一味であったとする説より、こわい) ところで、どうも、国土交通委員会というところは、参院の方が、私にとって興味深いことを論じてくれます。ただ、衆院に比べて、扱いが小さいのが残念です。この記事に至っては、市役所にも負けてしまいました。
by gskay
| 2006-02-07 19:54
| 真相 構図 処分
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耐震偽装発覚から、5年。建て替えが再開発事業としてすすめられています。
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